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もっと排水を考えろ 

2014年08月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



















トラブルを国語辞典でみると、やっかいな問題、いざこざ、もめごと。故障、事故。・・とあるが、現在では日常的に使われていて、ほぼ日本語だとも言える。カメラを今更写真機と言う人もいない。ヒント(着想の手掛かり)、レッスン(練習、個人教授)、センス(感覚)なども、ほぼ日常的に何の抵抗もなく使っている。
 
移住生活7年目に入った私たちにとって、この度の排水浸透桝のトラブルはおそらく最大のものであった。そしてそれは、初めて経験する水というものに対する考え方だった。
私たちはどこで生活しても上水道を何の気兼ねもなく、ほとんど感覚的には無料感覚で使っている。旅先のホテルや旅館でも、交通機関の駅舎でもあるいは病院や学校、役場や図書館などでもお金を払わなくても蛇口をひねれば自由に飲み水にありつけるのだ。
 
家庭では上水道代金を支払っているが、それはさほど気に留めることもないほど安価といっても差し支えのないものだ。しかし、何気なく使っている日常生活の水には排水がつきものなのに、その排水の重要さは忘れられがちである。使用している水の排水がスムーズに流れなくなり、逆流して家屋の中に流れ込んだらどうなるか考えただけでも恐ろしいことなのに、たとえば、歯磨きをしながら水を垂れ流しのままにしていないだろうか、勢いよく水を流しながら洗面していないだろうか、食器洗いのときにも必要以上に多くの水を流していないだろうか。排水にトラブルが発生したら洗濯機さえ使用できなくなるということをあまり考える人はいない。
 
上水道代金と下水道代金があり下水道代の方が圧倒的に高い理由が私はこの度はっきりと理解できた。原発事故以来、電気の節約が大問題になり、実際にどんどん値上がりする電気料金が生活に影響するようになって人々は電気に敏感になり節約を考えるようになった。
しかし、水の節約がいかに重要かを意識する人は少ないに違いない。地震などの災害で断水になったとき、水のありがたさを経験した人は多いが、その時でさえ、排水のことは頭には浮かばない。使う水を節約することは排水にやさしい、ということなのだが、それはそのまま環境にやさしいのだと考える人も少ない。都会では下水道が整備されていて排水のトラブルは皆無に近いが、最近の大雨などで排水管があふれて道路に水が川となって流れ出しているニュースを見た人は多いだろう。今や人の生活にはなくてはならない排水設備であるが、人間にとって最も大切な水をもっともっと大切にしなければならない、ということを、もう一度しっかりと考えなければならない。
 
いろいろなものが発明され、もうこれ以上はないだろうというほど便利な世の中になり、人々は何気なくその便利さを享受しているが、今一度原点に立ち返り、人間としての真の姿をとりもどす時がきている・・・・この度のトラブルで私はそう思った。
 
 

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