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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

ルオムという生き方 

2014年08月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し















「夢の丸太小屋に暮らす」という雑誌がある。その9月号に北軽井沢スウィートグラスを運営する「有限会社きたもっく」の社長である福嶋誠氏の「ルオムという生き方」が掲載された。ルオムはフィンランドの言葉で、「自然に従う」という概念で、狭義には有機農法という意味もある。それは、木や森と人が築く密接な関係であり、その土地の風土から生まれるライフスタイルであり、時間と変化による自然現象を深く理解して、どうつきあっていくかということである。この「ルオム」という言葉を活動の柱にして、浅間山の麓でキャンプ場「スウィートグラス」や森林体験型リゾート「ルオムの森」などさまざまなフィールド体験を提案している福嶋社長の考え方に、私は大いに共鳴しているのだが、多くの人々にこれを深く理化してもらうことはなかなか難しい。
 
3万坪の広大なフィールドに四季折々の自然の姿を発見できるキャンプ場は、目の前に雄大な活火山・浅間山がそびえ、今では日本を代表するキャンプ場と言われている。そして、浅間高原最古の洋館が佇む森は、ルオムの森と名付けられ、スウィートグラスアドベンチャーという、フランス生まれの自然共生型樹上冒険施設があり、自然とリスクを学び楽しむ新感覚スポーツが体験できる。少年時代をこの地で過ごし、20年前に都会での活動を経てUターンしてきた社長は、広大な牧草地だったこの地にキャンプ場をオープンした。この雑誌には福嶋社長のさまざまな考えが語られているが、700〜800年に一度この地をゼロにしてしまう浅間山の圧倒的な力が浅間高原の緑を世界一の緑にしていると語るとき、社長の目の輝きと微笑むような顔が自信に満ちている。その話を聞いたとき以来、私は世界一の緑の中に住んでいることを自覚した。
 
福嶋社長は、ローカルな浅間高原の自然を背景に、そこで生まれたエッセンスをすくい上げ、グローバルな普遍的価値を生み出したいと語り、その活動をグローカルと表現して、都市に人口が集中し、自然と切り離されてしまった現代社会に、自然とともにある生き方、楽しみ方を発信している。標高1100m、冬は平均気温が氷点下10℃にもなる地域で、キャンプ場は365日、一年中営業している。この浅間高原の自然をあるがままに表現して、ここで営まれる暮らしをリアルに発信していき、そうすることで訪れる人にルオムという概念を感じてもらいたいと語る福嶋社長率いるキャンプ場は、創立20周年の節目を迎えている。
 
森の中で暮らし、薪割りを楽しみながら小鳥たちのさえずりに耳を傾け、雪解けの春には山菜を摘み、秋には木の実やキノコに心をときめかす生活は、まったくルオムそのものである、と思っている。「最後は、緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」といって、私をここに連れて来てくれた妻に改めて感謝したい。福嶋社長の抱く壮大なる夢のなかで、小さな仕事でも自分の活躍の場を得て動ける自分は、世界一の緑に囲まれた世界一の果報者に違いない。
 

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