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映画が一番!

蝉しぐれ 

2014年09月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!
モントリオール世界映画祭で
吉永小百合主演の「ふしぎな岬の物語」が
審査員特別グランプリを受賞。10月11日公開予定。

今日の映画紹介は「蝉しぐれ」。
BSプレミアムで2014年9月4日(木)13:00〜放送。
2005年9月に見た時の感想文です。
今年6月に紹介しているので再掲です。

あの藤沢文学の最高傑作と言われた作品の映画化。
舞台は東北の小藩「海坂藩」(庄内藩がモデルとされている)。

江戸時代、下級武士の養父によって育てられた
牧文四郎(市川染五郎)。

少年時代(15歳)は剣術道場や塾に通い、
ひとつ年上の小和田逸平(ふかわりょう)や
同じ年の島崎与之助(今田耕司)と仲がよく、
また隣家の娘ふくに不思議と心を引かれながら
穏やか日々を過ごしていた。

彼は父・助左衛門(緒形拳)を誰よりも尊敬していたが、
殿のお世継ぎの世子を誰にするかで藩内に起こっていた
派閥抗争に父が巻き込まれ切腹を命じられる。

謀反人の子としての汚名を着せられた文四郎は、
母を助けながら、質素に暮らしていた。
そこには変わらず彼に接する幼なじみたちの姿もあった。
数年後、牧家は名誉回復を言い渡される。

そんな中、幼い頃から想い続け、
今や殿の側室となっているふく(木村佳乃)が
派閥闘争に巻き込まれていることを、文四郎は知るのだった。

自然の移り変わりと主人公の成長と派閥抗争を
絡めて物語は進行していきます。
庄内の羽黒町松ヶ丘にオープンセットを作り、
1年以上も風雨にさらして当時の雰囲気を醸し出して
いるだけあって作り物でない本物の生活を見るようです。

江戸時代の下級藩士の貧しい営みが、
美しくて厳しい四季の中で淡々と
描かれている映像が素晴らしい。
特に子供時代の文四郎を演じた石田卓也と
ふく役の佐津川愛美が初々しくて良かった。

物語もさることながら、
美しい四季折々の風景は心に訴えるものがあります。
この美しいシーンを見ると
日本に生まれて良かったなぁ〜と思いますね。
これだけでも見る価値があります。

キャッチコピーは
”20年間〜、人を想い続けたことありますか”
”私たちがどこかに忘れていた
「日本人の気高さ」が、ここにある。”

NHKのドラマを見ているので、
映画とドラマを混同するところがありますが、
藤沢ワールドを楽しめました。
監督は 黒土三男。主題歌は一青窈の「かざぐるま」。



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今晩は〜!

yinanさん

風香さん、
藤沢周平は江戸時代を舞台に、
庶民や下級武士のつましい生活を描いています。
庶民の私には共感する場面が多いです。

ハナコおばさん、
繰り返して見る時はストーリーは判っているので
美しい背景を注意して見ています?
お笑いの人というより、主人公の友達として
緊張の中にも安らぎを入れた監督の工夫?

SOYOKAZEさん、
映画を見て原作を読むと、その美しい風景が
頭に浮かぶので倍楽しめますね。
今の私には質素な生活は出来そうにもありません。
今の時代に感謝しなければ。

雨模様さん、
平幹二朗は憎たらしい次席家老の里村役でした。
映画では加藤武が演じています。
敵役がいやらしいほど、主役が目立つわけですね。

2014/09/03 21:04:51

テレビ版

雨模様さん

テレビ版のファンです。
DVD何度も見てしまいます。
平幹次郎さん?の憎らしいことったら!

2014/09/03 18:28:24

日本人でよかった

さん

藤沢作品の世界に触れると、そう思います。
貧しい東北の小藩が舞台ですから、侍と言えども質素な暮らしで、でも取り巻く自然は美しいですね〜。
この作品も余韻が残りました。

2014/09/03 16:16:41

こんにちは

ハナコおばさんさん

この映画もそれからドラマもよかったですねぇ。
四季の移り変わりの中に、日本人の凛とした美しさも出ているように感じました。
でも、どうしてお笑いの人たちが小和田逸平と島崎与之助に?なったのかしら、ということでした。(*^^*)

2014/09/03 15:30:54

せつない

さん

好きな時代劇ですね。
藤沢周平は日本人の心の奥底をノックするような作品が多いです。

2014/09/03 14:04:35

美しい風景

yinanさん

秋桜さん、こんにちは〜!

ストーリーもさることながら、四季おりおりの
景色が素晴らしいですね。

子供の頃、何もなかったけど野山を駆け回って遊んだことを思い出します。

又、「蝉しぐれ」という日本語の響きもいいですね。
外国人には絶対ない感覚でしょう。
この言葉だけでも頭にその風景を思い描くことが
できるのは日本人だけでしょう。

2014/09/03 13:14:24

藤沢作品!

秋桜さん

何度見ても感動します。
好きです。
テレビも映画も映像がきれいですね〜〜〜
監督も素晴らしい。

2014/09/03 12:15:24

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