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たかが一人、されど一人

島国である故に 

2015年01月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

日本は太平洋の西端に浮かぶ島国で気候が比較的温暖なことから、昔から自給自足が可能で、自国内を食いつぶして他国を侵略する発想は比較的少なかったと理解している。倭寇の跋扈や豊臣秀吉の朝鮮侵略はむしろ例外で、海外(外国)とは交易を通じて豊かさを求める姿勢が主流であったと思う。従って一部の知識人を別にすれば、海外情報に関しての関心も薄く、海外事情には疎い国民性は仕方あるまい。と勝手に国民性を規定すれば、自分は典型的な日本人と言える。現在は21世紀となっているが、150年前の19世紀中頃、急に(と日本人は思ったに違いない)欧米人が日本に来て無理難題(と受け止めたと思う)を吹きかけてきた。平均的日本の役人(官僚や政治家と言うべきか)はさぞびっくりしただろう。一般庶民はどうだったか?海外事情なんぞ全く関係ない世界で生きている訳だから、役人の慌てぶりを面白がって見ていたかもしれぬ。現在の我が身とどこが違うのだろう、何も変わらないようなものだ。欧米人は古来我が国を黄金国ジパングと称して憧れたようだが、気持ちが分からなくもない。現代の兵器を使えば、海に浮かぶ島国でも攻略することは可能だろうが、占領して統治するとなれば相当な補給線を確保する必要があってかなり厄介だろう。侵略が得意の欧米人にとっても、戦争に勝っても本格的侵略は難しいのだろう。1945年の終戦当時もそのような判断がなされたに違いあるまい。先住日本人にとっては実に有難い地理的条件ではないか。世界情勢をあまり気にせずぬくぬくと生活できる国土に感謝せずにはいられない。現代は通信技術の発達で、一般庶民にも100年以上前とは比べものにならない海外情報がもたらされている。知識人も増え、短いコメントであっても断片的に解説を加えてもらえるので、朧げながらではあるが、海外事情を推意することも可能だ。しかし、断片的な事件が取り上げられて断片的な解説が加えられても、残念ながら(或いは幸いにもかもしれぬ)、欧米を覆っている潮流を感じることはできない。ある人に言わせれば、今世紀は従来の国家が消滅していく世紀だとも言う。確かに中東からアフリカ、ひいては欧州の混乱を仄聞すると、人種の入り混じる世界では大変なことが起っているのかもしれぬ。昨日報道されたスペインのどこか、NATO軍の空軍基地で起きた戦闘機の墜落事故のニュース「墜落したのはギリシャのF16戦闘機、死亡したのはフランス人9人、ギリシャ人2人で、けが人は20人を超えるとみられる。」普通の日本人には一寸理解難いと言うか、イメージがし難いのではなかろうか。それが絶海の孤島日本人のせいかもしれぬ。進取の気盛んな政治家にとってはそんな閉鎖性に我慢できず、欧米並みの普通の国となり、世界の中心で輝きたいのだろう。そうなった時に得るものと同時に失うものもありそうだが、計算はできているだろうか。学齢に達する以前には、日本人が世界中で一番優秀な民族であると教えられた。アフリカの土人に南洋の土人、更にはアラビアンナイトの主人公たちも土人と一括りにしていたが、世界から見れば日本人こそ未開人種で、何故かお金だけは沢山持っているように見えているのかもしれぬ。兎に角「井の中の蛙」の喩えもある。島国故に外国事情も我関せず、独自の言葉だけを使って生きていける、浮世離れした国家でいられるとすれば有難いことだ。

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