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新たまねぎの丸ごと煮　

2015年03月24日
テーマ：男の料理

越後湯沢の一泊旅行から戻った後、連日、その様子をブログにアップした。
旅の思い出に浸りながら書いていたので、毎日、楽しめた。
以前、小説もどきを書いたときと、似た気分も味わえた。
ところが、全く違うことがあった。
書いたそばからアップしたので、推敲する時間が足りなかったのだ。
勿論、推敲はした。
私の場合、書いた直後の推敲だけでは駄目で、時間を置きたい。
その推敲が、できない。
ブログを読み返したら、直したい箇所が、たくさん出てきた。

その間、外食はせず、何か作っていた。
特筆すべきは、“新たまねぎの丸ごと煮”である。
テレビで見た、料理研究家“おおはら・ちずる”のレシピだ。
「使う食材と手順を、できる限りおさえる」という、彼女のスタンスに共感が持てた。
鶏ひき肉と微塵切りの生姜を炒め、だし汁を加え、新たまねぎを丸ごと煮るだけである。
調味料は、白醤油を使った。
感想は、「上品な味」の一言だ。
本当は、三つ葉も入れるといい。
この日、買い物へ行かなかった。

ひき肉の混ざった、煮汁が残った。
後日、再利用することにしたが、雑炊にするか、饂飩にするか、少し迷った。
饂飩を選んだ。
作り方は、饂飩屋と同じである。
生麺を茹で、冷水で締め、熱湯で温め、熱い残り汁を注いだ。
あえて、味は調えなかった。
新たまねぎ、鶏肉、白醤油、だし汁のコラボレーションである。
どれ一つ、自己主張していない。
一気に食べ切った。

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