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映画が一番!

みんなのための資本論 

2015年12月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドキュメンタリー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の「みんなのための資本論」。
シニア・ナビからいただいた招待券で観てまいりました。
この場を借りて、ありがとうございます。

クリントン大統領政権下で労働長官を務めた
経済学者のロバート・ライシュが、
アメリカをはじめとする先進国の格差問題に
警鐘を鳴らし、資本主義の大転換のための処方箋を説く
ドキュメンタリー映画。

キャッチコピーは
”これは、わたしたちの未来のための処方箋”。

冒頭の場面は身長147cmの彼が
”世界と対峙する自分と、
小さな愛車がどれほど釣り合っているか”と
言いながら、愛車のミニクーパーに乗って現れる。
彼のあだ名はボブ。

本作の経済を知る旅は、ライシュ教授が
教鞭を執るカリフォルニア大学バークレー校の
学生で溢れかえる貧富論の教室から始まる。

彼は、米国経済が拡大する中、
中流階級の所得は増えず、富は富裕層に集中して、
貧困層の一億五千万人の全財産以上を四百人の
富裕層が所有しているという事実を明らかにする。

これ等の事実を踏まえて、彼は経済的な
弱い者いじめに対抗することに人生を捧げてきた。

彼の弱者を助けたいという気持ちは、子供の頃
身長が小さいことでいじめられた原体験があったから。

ボブは彼の体験を通して得た知識、特に
経済格差に関する質問を次々と学生に投げかける。
”本当の資本主義とは?
いま、わたしたちの日常に何が起きている?”
” 自分たちの手でこの世界を変えられる!!”
”我々自身が経済のルールを作り、
そのルールを変える力を持っている”

”未来は君たちの手にあると”とメッセージを送るのだった。

彼はデータとキーワードを駆使して明快に説明する。
格差を生む原因は何か?又、その為には何をすべきかと。
彼は労働長官時代に出来なかったことを、
教授になり、学生たちに彼の望を託したようです。

監督のジェイコブ・コーンブルース は
ビル・クリントンの”富は分配されていない”、
ジョージ・W・ブッシュの
”1%の富=99%の貧困”、
バラク・オバマの”Change!”など、過去のニュースと
ボブの語りをうまくミックスして構成していて、
説得力があり、眠くならずに見ることが出来ました。

振り返って、日本を見ても同様ですね。
企業の法人税は下げるが、消費税は上げるわ、
非正規雇用の問題にしても企業よりの政策。
これなど、まさに弱者いじめ。

現在、日本の中流階級が無くなったのも事実。
増えるのは貧困層だけで、格差は大きくなるばかり。

私は思いましたね。” 苛政は虎よりも猛し”。
これ以上、税金を取られるようだったら、
皆さん、一緒に、百姓一揆でも起こしましょう。



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