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たかが一人、されど一人

大臣辞任と一宿一飯 

2016年01月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

1週間前に週刊誌報道された甘利大臣(何大臣かは忘れた)がやっと辞任を発表した。大方のマスコミは『続投一転、幕引き優先 甘利氏「足引っ張れない」』てな書き方をしているが、果たして記者諸氏はマジで大臣がTPP署名式のためニュージランドに行けると思っていたのだろうか?安倍総理の常識外れをさんざ見ているので、ありうると思っていた可能性は高い。流石の総理もそこまでは出来なかった。昨夕からのテレビ報道を観る限り、盟友へのせめての餞で政府専用機を使わせたと報じられた。報道ではそこまで言えないだろうが、各別な配慮で1週間の時間も与え、辞任理由を少し綺麗に言えるような段取りを取る余裕も与えたのだろう。甘利氏としてはこの1週間精一杯の努力をして、盟友のお情けに答えたつもりだろうが、果たしてそれが今後どんな効果をもたらすかは分からない。街頭インタビューを聞いていると「悪いことをしたのだから仕方ない」との意見が多いように思う。この受け止めは当たり前だと思うが、当たり前でないのはテレビに出演している解説者。言っては悪いが比較的上位にランクされる解説者になるほど歯切れが悪くなる。司法が犯罪性を認めていないうちは「悪い」と言う言葉を使えないのかもしれぬ。だからと言って、ご挨拶代わりに持参された菓子折りに入っていた現金を政治資金規正法に従って帳簿に記載していたことを、「適切に処理」されていたとの表現することが、それこそ適切なんだろうか。昨日聴いたこの程度の発言は可愛いほうで、先週の土曜日に観た田崎史郎氏なんぞは酷かった。一週間も前から、相手が悪いとか事件性が無いことを明言していた。昨日ゲスト出演していた元検察官も、大物になるほど事件性を否定。中には「実に見事な引き際」と持ち上げた人までいた。元検察官で事件性を示唆したのはテレビ朝日「報道ステーション」がビデオで紹介した比較的若い人ただ一人。先ほどテレビ朝日に問い合わせたので分かった落合洋司氏。元東京地検検事とのこと、折角だから彼のブログを紹介しておこう。http://d.hatena.ne.jp/yjochi/元検事の中には、この件が表ざたになった最初から、事件性を示唆している郷原信郎氏のような人もいるから、記者上がりのニュース解説者や元検事を纏めて悪く言ってはいけないだろう。しかし諦めの境地で言えば、野党がどんなに騒ごうと、この件が司法の手に渡ることは無いような気がする。経験から思うに、世の中は理屈より情が優先することが多い。そうなると多勢に無勢だ。権力と資金をふんだんに持つ政権与党方から一宿一飯の恩義に与っている人間の数の差である。政権側は司法関係には特に手厚く手当をしていることだろう。彼等とて人の子、ヤクザでなくても一宿一飯の恩義を大事にするのが日本人、となれば仕方ないかもしれぬ。しかし庶民はその恩義に浴していないからどうなるか、次の選挙結果を見守るしかない。

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