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積極的な生き方 

2016年03月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




卒業した高校の同窓会会報が年に一度発行されるが、同期の担当者から依頼された原稿が出来上がり、事務局の人と打ち合わせをしていたら、こちらへ移住してくる前に寄稿した10年前の会報が手に入った。そのタイトルは「積極的な生き方」
 
人生60年以上生きてくると誰でも様々な経験をするものだ。家庭の事情、住んでいる場所、出会った人の違い、職業の違いでそれぞれの人生を歩む。幸いなことに、我々が生まれた頃は、現在の電化製品と呼ばれるものはほとんどなかった。自動車もごく一部の人しか所有していない時代である。そのおかげで、我々は、ないならないような生活が出来る。まず歩くこと。海田高校に入学した年の新入生歓迎の行事は、学校から矢野〜熊野を経て、焼山の水源地まで歩く遠足だった。二年生のときは川尻の野呂山を歩いて登った。当時の中谷校長先生の方針だったと思うが、後に歩くことの大切さとその経験が生かされている。
電化製品がすべてそろって以来、FAX、携帯電話、パソコン、インターネットと最近の十年はその進歩のスピードが激しい。五十五歳の定年が六十まで伸びても我々は既にその歳を越えている。
先日ラジオからコメディアン坂上二郎の声が聞こえてきた。脳梗塞で倒れ、必死のリハビリでカンバックし、芸能生活五十周年で全国を回っているそうだ。彼は七十二歳、話を聞いているとまさに「青年」そのものだ。また、新聞を見ると九十歳の老チェロ奏者、青木十良氏の活躍が載っていた。それによると――これが九十歳の老チェリストの出す音かと驚くほどに、みずみずしく生命力に満ちている----とある。そして彼は「八十歳になってから、ようやく音楽の本質がわかってきました。特に、この十年間は若い頃と比べ物にならないくらい勉強になりました」と語っている。本来人間の寿命は百二十歳とも百四十歳とも言われている。
人間、誰でも最後は死にいたることは明白だが、現在では人は、死にたくても死ねなくなってきている。百歳を超えて元気な人が、ご近所にもたくさんいる世の中になりつつある。
ならば、もっと積極的に生きるべきではないか。六十を過ぎてもまだ三十年以上の人生が残っているなら、リタイヤ後の生き方をもっと積極的な人生にすべきだ。夢と目的をもつことは年齢に無関係。テレビや新聞、雑誌その他のメディアに振り回されることのない、「他人のことは気にせず、自分を貫いて生きる」これが積極的な生き方。
 
十年前は若かった(笑)本気で百歳生きるつもりらしい。あれから十年、少しは丸くなったかもしれない・・・と思うのだが。今年の会報は私が73歳になる9月に発行される。
 
 
 

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