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主のいない家から 

2016年04月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

春雨は植物にとっては欠かせない命の水です。

しかし、被災地にとっては、何と非業な雨でしょうか。


山の樹木も草木もこの雨が恵む自然の力を得て新芽が芽吹き待ちわびた雨。


どうか、熊本と大分には降らないで欲しい。


もう我慢も限界と想像します。






そんな思いを抱いて、両手に荷物そして雨傘をさして出かけました。


目に飛び込んできたのは家から二、三分の空き家の生垣です。


このお宅は男性が丹精込めて植木や花を育てておられました。


立ち話した事もあります。


それが、気づいたら空き家になって久しいです。


もう一年は経つでしょうか。



ジャスミンが見事に茂り、雨が上がると一斉に咲き出すのでしょう。


楽器とバッグ、雨傘で両手がふさがっていたので、通り過ごしました。


午後カメラを持って雨の中出直しました。




この冷たい雨の中、溢れんばかりの雨露が宝石を結んでいます。



一つ一つの宝石に中にジャスミンの蕾や花を抱いています。




うわーっと、思わず声が自然に出ます。


こんなに見事な仕事を見ないで通り過ぎるなんて出来ません。




心をこめて慈しんだ植物がこんなに美しく家人に、語りかけているのに、


もう家の雨戸は閉ざされたまま、その成長ぶりを愛でる人はいません。


故人になられたか、お元気に生活の場を変えられただけか知る由もないですが。


こうして、すべてのものが、持ち主に置き去りにされて行く。


これが、人の老いることの現実です。


家人の心は残っている筈でしょう。












雨は止みそうにもありません。

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