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平成の虚無僧一路の日記

もりたなるお 『虚無僧秘帖』 つづき 

2011年01月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



毎夜、寒風の中、尺八を吹いていて、「もりたなるお」著
『虚無僧秘帖』」の最後「冬山氷人」の話を思い浮かべる。

虚無僧は、艱難困苦を柳に風と受け流す自然体。

氷人の吹く尺八の音は、朝霧夕霧に似て、静かに流れ
捕らえどころがない。今そこで消えたかと思うと、すぐに
天上で鳴り、一転して地中深く滲み込む。幽玄でも夢幻でも
なく、透明な音色は、氷人の飄然たる姿とともに、天然自然の
雰囲気を醸し出すのである。

虚無僧の門付けを迎える人は、天蓋で面を隠してはいても、
精神のいい虚無僧と、世俗の垢が染みついた虚無僧とを感じ
分けるところがある。言わず語らずとも純粋無垢は人の心に
伝わる。

結果として、報謝は他より多かったが、氷人は、報謝の多寡も
意中になかった。

虚無僧寺では、ならず者の虚無僧が酒と女におぼれている中、
肩肘張って清廉を貫くわけではなく、他と不協和音を起こす
わけではない。これぞ、変幻自在、臨機応変、自然体の普化禅の
妙諦である。


と、「もりたなるお」は、虚無僧のあるべき姿を見事に活写
してくれている。これぞ、私のめざすところだ。

「冬山氷人」は創作話だが、「伊奈村」の出身となっている。
伊奈の山中で、 氷を割って水行をしていた「竹坐」師を思い
浮かべずにはいられない。


「名古屋駅・虚無僧」クリックすると「虚無僧」の写真が見れます。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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