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たかが一人、されど一人

命・運命・寿命 

2011年01月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

先週末の夜中に娘から突然の電話で、ある友人の死を知らされた。小生とは同い年、20年ほど前に仕事の関係で知り合い、個人的にも非常に親しくさせてもらった。彼は鹿児島の出身であったが東京の私立大学出身で、同じ時代を生きてきたので話しをしてもうまがあった。趣味も似たようなもので、飲みに行ってもゴルフをしても同レベルで、仕事を抜きにしていつも五分五分で楽しい付き合いをした。そしてある日、厚かましくも小生は短大を卒業する娘について、彼の会社に就職の依頼をした。侠気の強い薩摩っぽの彼は、当時役員でもないのに社内工作をした上で娘を採用させてしまった。娘は娘で入社前から「就職先は将来の夫をリクルートする場所」と決めていたので、数年のうちに社内に夫の候補を見つけ婚約にまで漕ぎつけてしまった。それから形式的な見合い結納から結婚に至るまで、この友人に仲人を頼んだのは言うまでもない。爾来彼に対してはすっかり頭が上がらなくなったのも当然である。その後互いに年を重ね仕事場は変わったが、娘夫婦に対しては職場の先輩として何かと心配をしてくれていた。お陰で娘夫婦に孫も出来、小生と一緒にスキーを楽しむ迄に成長した。我が家にとっては畢生の恩人である。昨年も10月に酒を酌み交わして互いの健康を確認したばかりだ。11月には「来月忘年会をしよう」との電話を貰ったままになっていたので、少し気になっていた矢先のことだった。昨日葬儀に参列して弔辞を聴くと、電話を貰った直後に入院、胃癌だったらしい。「癌はそんなに恐れる程の病で無くなった」との話を最近はよく聞く。癌から生還して元気にしている友人も多いので、てっきりそう思い込んでいた。それも一面の真実かもしれないが、昨日はそれ以上に人の命の儚さが眞である事を思い知らされた。告別式では内心己の行く末に慄くような気持ちで、ただ合掌するばかりだった。その葬式から帰ったばかりなのに昨晩又もや、暮れに元気に挨拶を交わした友人が、やはり先週心筋梗塞で倒れ入院との連絡を受ける。彼も年齢的には少し上ではあるが、病魔の方が逃げ出すだろうと思うほど元気な人だった。このところ寒さが厳しい。電話をしてきた友人も言っていた「いつ俺の番になるか分からない。」日本の景気の先行きなんかどうでもいいが、浅ましくも未練たらしくも、未だこの世で生き延びたいものだ。とは言っても、どんなに本人が心掛けようが、科学技術が進もうが人の寿命(運命)だけは予測不可能、これだけは分かってはいる。

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