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2016年08月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 英国のEU離脱と今後の方向について

 今回の英国訪問は、旅行者からはポンドの下落により為替メリットは大きかったです。ところが、英国内の表面上の変化は全く見られませんでした。キャメロン政権からサッチャー以降女性首相のメイ政権が改めて誕生しましたが、組閣における冷静で安定感のある舵取りもあり、英国人も新政権のEU離脱交渉に信頼を置いているように見えます。

、英国側から見ても、EU市場を無視することは離脱交渉の中であり得ず、ノルエー方式やスイス、カナダ、トルコ等の二か国方式等の先例に近い英国方式が生まれるのではないかとの期待感もあります。(これらの比較検討についてはジェトロの調査が詳しい。)


 英国は1973年にEC(欧州共同体)に参加して以降、食生活、街並みの変化(パブや街のいたるところでフランス流のカフェが見られる)等、大きな変化が現れています。勿論、ユーロ(共同通貨)やシェンゲン条約には加盟していませんが、欧州の一員としてのメリット(英国の輸出の50%はEU向け、EUの輸出の15%は英国向け)を十分に享受していることから、今後の離脱交渉の中で、EUとの関係を出来る限り維持する方向で交渉が進むことが英国、EUにとってもメリットがあるものとの認識が共有されるものと考えられます。


 国民投票の想定外の結果から、一時的に世界の株式・金融市場に大きなショックをもたらしましたが、それも収束方向にあり、日本の投信販売残高を見ても88兆8千億円と、前月比で2兆7千億円の伸びを見せています。
最も中・長期的には海外労働力増加に経済成長の一端を求めてきた英国経済は失速のリスクを負っており、為替レートの変化から海外資金の流入も見られ、未だ大きな変化はないものの不動産価格の下落等には注意を要すると思われます。海外からの観光客は街中に溢れかえっていました。写真は数年前にテームズ河畔に建てられた欧州で最も高いビルの展望台からロンドン市内を眺めたもの。日々是好日。

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