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吾喰楽家の食卓
前立腺〇〇疑惑(後)
2016年09月28日
テーマ:生活
泌尿器科の外来に戻ると、相変わらずの混みようである。
程なく、一人の患者が診察室から出て来た。
ところが、次の患者が呼ばれない。
しばらくすると、男性の医療スタッフが出て来た。
「緊急処置のため、診察はしばらく中断します」と、告げた。
サンドイッチを、食べておいて正解だった。
待たされるのを覚悟した。
30分以上が経ってから、診察が再開した。
電光表示板の左端の番号が、「診察中」へ移動した。
「間もなく診察」に表示される三つの番号の右端に、13番が表示された。
意外と速かった。
次々に診察が終わり、今度は自分の番になった。
ところが、中々呼ばれない。
事前に画像診断を、しているのであろうか。
数分のことだったかもしれないが、随分と長く感じた。
「如何ですか?」
「薬が原因と思われる、赤い粒々がたくさん出来ました。今は治まりました」
「抗生物質の副作用としては、出るのが遅すぎます。今、服用しているタムスロシンが原因でしょう。薬を替えます」
主治医は、粒々の痕跡を診ずに云った。
珍しいことではないのかもしれない。
「MRI検査の造影剤で、副作用が出たそうですね」
「はい。苦しかったです。でも、今は大丈夫です」
「使ったのはガドリニウム製剤です。これからは、注意しないと行けません」
「初めての経験で、驚きました」
「ところで、今日のPSA値は8です」
「・・・」
「前回の40が前立腺炎だけの原因なら、抗生物質治療をしましたから、今回は4以下に下がらないといけません」
「・・・」
「前立腺炎だったことは、間違いありません。PSA値を上げる原因が、他にもあると考えられます」
覚悟はしていたが、「やはり」と思った。
「MRI画像ですが、ここに気になる黒い影があります」
「・・・」
「こちらは、造影剤を投与してからの画像です。この場合は白く写ります。前立腺ガンの疑いがあります」
先ほどより鮮明な丸い影が、左右対称に二つ写っていた。
「ガン以外で、このように見える病気はないのですか?」
「ありますが、でも、極めて稀なことです」
「生検をお勧めしますが、如何なさいますか?」
「お願いします」
と、即答した。
「10月17日では如何ですか?」
「その日は、内科の受診日です。変更して貰いましょうか?」
「否、生検日を替えましょう。20日では如何ですか?」
21日は国立演芸場で圓楽一門会があり、鳳楽師匠がトリを務める。
今回の入院は、1泊2日か2泊3日になるらしい。
他の検査日を提案したが、駄目だった。
生検は月曜日と木曜日しか、行っていないそうだ。
検査と、落語と、どちらが大事かは云うまでもない。
一門会は諦めた。
生検とは、生体検査のことである。
ガンと疑わしい場所を切り取って、検査をすることで、ガンという病気が確定する。
私の場合、それよりもガンの悪性度を確認し、今後の治療方針を決めるためらしい。
手術自体は短時間で終わるが、手術後は安静にしなければ行けないので入院が必要だという。
また、術後に発熱や出血がある場合は、入院が長くなる。
診察の後に、入院に備えた検査を受けた。
先ずは心電図だが、簡単に終わった。
続いて、採血である。
今日、すでに採決をしているが、検査項目が足りないのだ。
書類を覗いたら、エイズや梅毒などと判った。
次に放射線科へ行ったら、「先ほどは!」という顔をされた。
今度は、前立腺と胸部のレントゲン撮影だ。
若い人だと、前立腺にX線を照射するのは慎重を要するが、この歳だと関係ない。
最後は、事務関係だ。
検査説明室で、専門スタッフが検査の概要を説明してくれた。
続いて入院受付で、手続の説明と共に、必要書類を受け取った。
会計で支払いを済ませ、病院を後にした。
遅い昼餉を病院の近くにある、セルフサービスの食堂で食べた。
このような日でも、美味しく食べられるので、我ながら食いしん坊だと思った。
「ショックがない」と云えば、嘘になる。
しかし、落ち込んでいるわけではないので、ご心配なく。
完
*****
写真
9月27日(火)の昼餉
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yinanさんへ
こんばんは。
yinanさんも生検の経験がおありですか。
今、ガン保険の契約内容を確認していたところです。
私の主治医は、結構、前立腺ガンだと確信しているようです。
白になる可能性は、ゼロではないのですね。
希望を持ちましょう。
貴重な体験談、ありがとうございます。
2016/09/28 19:09:39
異常無しに、なりますように祈っています。
吾喰楽さん、今晩は〜!
歳を経ると、思いもよらない病気が出て来ますね。
私もPSA値が高いからと、4年前に生検を受けました。
検査を受ける時は、すぐに、がん保険を
かけている保険会社より、書類を取り寄せて手続きをして
覚悟の検査入院をしましたが、
結果は白でしたので、胸を撫で下ろしたことでした。
結果オーライになることをお祈りしています。
2016/09/28 19:00:53
喜美さんへ
こんにちは。
そうですよね。
医者を信頼して、任せるしかありません。
暴飲暴食はいけませんが、好きな物を食べ、適度に酒も楽しみたいと思っています。
2016/09/28 16:42:27
Reiさんへ
こんにちは。
当地、梅雨のような天気です。
診察後の検査は、昼時だったからか、スムーズに終わりました。
事務的な説明もです。
待ち時間は、ゼロの状態でした。
父は、私と似たような歳に大腸ガンの手術をして、全快しています。
私も、同じ経緯を辿ることを願っています。
応援、ありがとうございます。
2016/09/28 16:39:23
検査結果が良いことを
祈ります。
ご本人が冷静で、食欲もあるのがよいですね。
私も先日入院した時の検査や、事務的な説明など、思い出しました。
たまには、ゆっくりしましょう…ということかしら…?
応援しています。
2016/09/28 15:44:46
パトラッシュさんへ
こんにちは。
内科の診察日を変更するのは、容易なことです。
それをしないで、3日遅れで生検をすることになりました。
深刻な状態ではないと、勝手に判断しています。
2016/09/28 15:07:33
沙希さんへ
私は、拍手には色々な意味があると思っています。
「良かったね!」も「頑張って!」も拍手です。
先日、どなたかが書いていましたが、「拍手」という名前が良くないですね。
2016/09/28 12:15:41
沙希さんへ
こんにちは。
主治医との会話は、極力、ありのままに書いています。
自分で読み返しても、前立腺内に止まっているのではと思いました。
でも、予想が外れるとショックが大きいので、「否、生検するまで判らない」と、云い聞かせています。
治療費が足りなくなったら、ご相談に伺います。
その際は宜しく!(笑)
2016/09/28 12:12:45
村雨さんへ
こんにちは。
自分でも不思議なくらいに冷静です。
昨夜も熟睡できました。
病院の帰りに買った、スケトウダラが絶品でした。
上手に煮付けることができましたよ。
私は、「食べられる時は食べる」という気持が強いのです。
今月は九州旅行をしたのにも関わらず、5回も落語を聴きに行きました。
「行ける時に行こう」という気持です。
2016/09/28 12:07:00
多分
この情報だと、ガンは前立腺内に留まっているので、完治の可能性が高いと思います。
後は、悪性度ですが、これは生検しないと分からないです。
ご本人が落ち着いていらして、安心しました。
友人として、できる事があったら、仰って下さいね。
検査が無事終了し、結果が良い事をお祈りしています。
2016/09/28 12:06:56