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人生いろは坂

クリントンかトランプか 

2016年11月10日 外部ブログ記事
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 アメリカの大統領選挙は終わった。世界が注目した選挙でもあった。今日は、この大統領選挙の
結果について書いてみたい。今回の選挙では大方の予想が、接戦ながらもクリントン氏が勝つだろう
と予想されていた。

 しかし、開票が進むにつれてトランプ氏の優勢が伝えられるようになった。そして、最終的には
かなりクリントン氏を引き離してトランプ氏の勝利が確定した。但し、アメリカの独特な選挙
システムでのことであって、獲得した票数では、わずかにクリントン氏の方が上回っていた。

 トランプ氏の過激な発言は共和党の中でさえも顰蹙を買うようなものであって、それ故に支持者も
増えたが、反発も強かった。しかし、様々な誹謗中傷がある中で意外にも支持者が減ることはなかった。

 何故なのだろう。NHKの投票日直前の特集番組でも取り上げられていたように、グローバル経済が
もたらした後戻りできないほどの貧富の格差、そして失業から来る将来への不安。そんなものが薬物中毒を
もたらし、最早かつてのようなアメリカンドリームなど夢のまた夢となってしまった。

 かつてのアメリカの良かったところは誰でもが夢を夢としてだけでなく、夢を実現できることであった。
そして、中には奇跡のような成功者を生むこともあった。そんな国がアメリカであった。

 中間層と呼ばれる人達は世界中が羨むような生活が出来、貯金などなくても将来の不安が全くない
国であった。あの太平洋戦争の最中でさえ、アメリカ人達は優雅な暮らしをしていた。一方の日本人は
食べるものさえなく飢えに苦しんでいた。そんな豊かな国の人々が住む家もなくテント暮らしをする
ようになろうとは誰が想像したであろうか。

 生活不安から薬物に溺れるようになり、廃人になっていく。学生達は学費を得るために山のような
借金し、大学を卒業しても借金の返済に追われるような生活を強いられている。そのために学業を
諦めて大学を去って行く学生も少なくないようだ。

 そんな若者たちがクリントン氏には飽き足らず、同じ民主党のサンダース氏支持に回っていた。
その希望も絶たれ、彼らは支持すべき目標を失ってしまった。投票すべき相手がいない。まるで
日本の選挙民と同じような状況に置かれたのだ。

 グローバル経済、これは一体誰のためのものなのか。そしてTPP、これも一体誰のためのものなのか。
それらは全て、ある場所への富の集中をもたらすための手段なのではないだろうか。

 世界に冠たる企業になっても、そこで働く人達の幸せに繋がるようなものでなければ意味がない。
グローバル経済の中にあっての企業は、働く人々の幸せのためではなく、企業がまるで貪欲に肥え
太っていくための怪獣と化している。

 私たちにとって必要なのは、日々の生活が何の不安もなく満足に送ることが出来ればそれで良い。
それが出来ないような経済社会や国に何の意味があるのだろうか。

 結局、イギリス国民は投票によってEU離脱を決めてしまった。これもグローバル経済に対する
反発の何ものでもない。今の世界は、ほんの一握りの成功者の富によって支配されている。その他、
大勢は資本主義経済の奴隷のような存在だ。

 その結果、現実逃避のために薬物に溺れる。生活破綻者となる。社会から離脱する。やけになって
犯罪を犯す。原因の大半はグローバル経済がもたらしたものだ。私たちは社会のカラクリに早く気が
つかなければならない。

 そうした漠然たる不安が、クリントンより少しは期待のもてるトランプに向いたのではないだろうか。

 そして、イギリスに始まった社会の変革を求めるうねりは緩やかではあるが資本主義社会全体に広がり
始めている。予想もしなかったような人がリーダーに選ばれる。それらは変えたい。変えなければ
ならないという人達の思いや行動ではないだろうか。

 今、世界中で大きなうねりが始まっている。それは革命とも言えるようなうねりである。既成の
システムが老化のためにギシギシと音を立てている。

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