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たかが一人、されど一人

レガシー論争 

2016年11月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

<今日のテーマと関係ありませんが、前々回のブログで「トランプ氏は日本に来たことないらしい」と書きましたが、来日の経験があることを今日の報道で知りました。>最近はこの夏までと少々趣を変えて都心部を徘徊している。長く東京に住んでいたが都心でさえ見過ごして来てる場所がたくさんあるので散歩にはもってこいでもある。先週に1回と今日再び神宮外苑の絵画館、正しくは聖徳記念絵画館と称するらしい、で開催されている特別展「幕末・明治を一望する −近代史を描いた巨大壁画−」を観に行った。昔から何度も外観だけは目にしていたが中に入ったことがなかったので非常に新鮮でもあった。2020年の東京オリンピック会場絡みで川淵三郎氏が「五輪へ向け、世界に誇れるアリーナが、絶対に必要だと確信しています。レガシー(遺産)というのはお金の問題ではなく心の問題です。」と発言して、小池東京知事の考えに反発したことが大きく報道されたことがあった。このことに関してどちらかの肩を持つつもりはないが、神宮外苑にひっそり佇むこの絵画館こそレガシーだと感じ入った次第である。ちなみにこの特別展の入場料は500円、上野公園の博物館で催される展覧会に比べると安いし、なぜか混雑していない。高々80点の絵画だが絵画が素晴らしいのはもちろん、説明文までゆっくり読めるので非常に見応えがあって、1回の鑑賞時間が2時間、合計4時間強かけてやっと80点(日本画と洋画に半々に分かれているが、何れも316号の大作)見終わった。天皇皇后両陛下もこの特別展を鑑賞されたとのことだが左もありなんである。壁画はすべて大正末期から昭和初期にかけて、当代一流の作家が手掛けているが、絵の前面にサインなんかは入っていない。但し詳しい説明版があるので、作家の凄さから寄付した人まではっきり分かる。後世に伝えられるようなもの、レガシーとは、現代のように作者や関係者の自己主張ではなく、後の世の人が自然に伝えて形作られるべきものだろう。それにしても大正15年に完成したこの絵画館、中身を含め戦災に合わずに現在に至ったことは本当に喜ばしいことだ。ぜひ末永く大切に保存してほしいと願わずにいられない。引き換えて現代のオリンピック施設のレガシー論争、前回のオリンピック会場の国立競技場を早々にぶっ壊した連中がどの面下げてレガシーなんて口にするのか。何れの案が勝つにせよ、どう転んでも目くそ鼻くその感がしてならない。

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