ブログ〜『 風の駅 』

中央寮歌祭 

2017年08月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

大学生になってから初めて家を離れ寮生活を送ることとなったが、畳敷きで6畳あるかどうかという部屋での3人住まいで、全体では250名ほどの共同生活であった。事ある毎に先輩連中から寮歌や逍遙歌を教わり、酒が入ると仲間とそれらを放歌高吟したものであった。
社会人となって東京勤務となり、やがて母校同窓会の東京支部総会に参加するようになったが、ある年から日比谷公会堂での日本寮歌祭に後輩として加わるようにもなった。然し千名に上る参加者を収容するには老朽化した同公会堂は危険だという事から、第41回からは会場が新宿西口のNSビルに移された。
我が校は寮歌の前にリーダーが明治維新に纏わる長文の檄を飛ばし寮歌合唱となるが、私は声が大きく良く通るということで、いつの間にか先輩からリーダー役を引継ぐようになった。然しそれから10年が経ち、第50回を以って日本寮歌祭は終りを告げる事となった。
ところが貴重な伝統文化を絶やすのは忍び難いという声が大きく、そのため会場を同じ新宿西口の京王プラザホテルとし、名も「中央寮歌祭」と改めて継続することになった。年々参加者の高齢化も進み、8月5日の第7回中央寮歌祭では参加54校、参加者総数約350名であったが、全員意気高くそれぞれの寮歌を熱唱し合った。
我が校は11名が檄文のあと往時に想いを馳せながら、寮歌「花なき山」を元気よく声張上げて歌った。



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