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イキイキ、わくわく人生
イキイキ、わくわく人生
2018年02月05日
テーマ:学びと気付き
子供の頃から胃腸は弱く度々医者の世話になっていた。高校受験、
大学受験と心的付加が重なった上、学生生活で初めて親元を離れて
一人で生活するようになると、気付かぬうちにストレスが溜まって
いたようだ。その様な学生生活の中で、卒業論文を提出する時期に
吐き気がして食事がままならぬようになった。その上、嘔吐した中
血が混じり、地元に帰り、精密検査を受け胃潰瘍と診断された。
処方薬を貰って学生生活に戻ったが、相変わらず、話しをしようと
したり、食事を前にすると、吐き気がして食べられず、日に日に痩
せ細っていった。
その様な状況下である店の前で足が止まり、中に入り、目に止まっ
たのが、赤ちゃん用の粉ミルク、「ミルクは、胃の粘膜を保護する
働きがあること」を教わっていた事と、赤ちゃん用だから栄養も、
たっとりあるとの想いから直ちに買って帰った。
帰宅後お湯に溶かした香りを嗅いでも吐き気は起こらず、思い切っ
て飲んだら実に美味しく、それ以後やみつきになった。それ以後何
度も店に行ったが、その内、店員の目が自分に注がれているのに気
付いた。何でだろうと思いながら帰宅、暫らく考えている中、粉
ミルクの缶に描かれている赤ん坊を観て「学生の身でありながら
子供がいるんだ」と、思われていたんだと始めて気づいた。
一旦気付いてしまうと次は店に入りにくくなる。人目を気にする
自分と早く良くなり健康な体を取り戻したいと言う自分の本音と
葛藤が始まり、最終的には、後者を選んだ。
この判断は、結果的に正解であったが、人生の舞台では、同じ様
な事が何度もあることに、その後何年か経過して気付いた。
自分の人生のシナリオを他人の物指しに委ねるのか、自分の本当
の気持ちを大切にして生きるのか?である。
この気付きが人生の大きな転機の一つになった。
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