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such is life
言葉のチカラ
2018年05月10日
テーマ:such is life
「言霊(ことだま)が幸(さき)わう国」
万葉集でみたフレーズである。
私たちのご先祖は、言霊が栄えさせている国ということだろうが、言霊とは何であろう。
言葉がもつ霊的な力の意だろうが、何やら、神がかって、わかりにくい。
おそらく古代の人は言葉に霊力が宿ると考えていたのだろう。
たとえば、こうだろうか。
心から生まれた美しく正しい言葉は、その言葉通りすばらしい結果を実現し、その逆に、乱れた心から生まれる粗暴な言葉というものは災いをもたらすということであろう。
たとえば、結婚式に「別れる」や「割れる」などの言葉はタブーであるというのはわかるが、「言霊幸わう国」と、「国」という大きな集団が言霊によって幸福を得ているということである。
あとは、想像するしかない。
古代の人びとは、自分たちはいつも、美しく正しい言葉を口にしていると自負していたにちがいない。
なぜならば、そうでなければ、災いが起きて、「幸わう国」にならないからである。
その清々しい心をイメージすると、この国の基を築いた古代の人々のことを、もっと知りたくなり、その心を慈しみたいと思う。
翻って、現代の日本はどうだろう。
口にすると、自分の耳も汚れてしまいそうだが、
あの薄汚いセクハラ発言をしたお役人に学び直してほしいものだ。
冒頭の万葉集。
「しきしまの大和の国は 言霊の幸わう国ぞ ま幸くありこそ」(柿本人麻呂)
現代文にすると、こうだろうか。
この日本の国は、言霊、つまり美しく正しい言葉がもつチカラによって幸せになっている国です。これからも平安であるように願うものです。
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言霊
信じています。
自分が発した言葉は
全て自分に返ってきます。
戒めの場合もありますし
もちろん
良い意味でもあります。
だからもし
暴言を吐かなければいけない時は
其れ相当の覚悟をします(笑)
2018/05/10 21:40:33