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such is life
言葉の魅力
2018年05月27日
テーマ:such is life
世間をを騒がせている「アメフト事件」の会見があった。
反則を「告白」した青年と、青年が所属するチームの監督とコーチの会見である。
言葉は、独り言である場合以外は、他者のものである。
聴かされる側にとって、自分の時間と体力と、さらに相手の言葉が呼び起こす想像力という三つのエネルギーを話し手に提供していることになる。
二つの会見を聴いて、魅力のない言葉は、拷問にひとしいと思った。
難しいことではない。
ぼくが「感じた」ことであるが、話し手の「正直さ」こそが、言葉における魅力をつくりだしているのではないだろうか。
それが唯一の条件でないにせよ、正直さに欠けた言葉というものは、ただの騒音にすぎないであろう。
このことは、そのまま、森友・加計問題についてもいえることであろう。
幕末以来、日本の外交態度について、欧米人から、この民族は不正直だといわれた記録がある。
ぼくは、日本人は不正直だとはけっして思わないが、正直であろうとする練度や態度が欠けているように思う。
その背景には、自己保身や自己中心的な思いが
あるからだろうと、ついそう思ってしまう。
こう書いている言葉も、お読みいただいている「あなた」のもので、ぼくは、これが「拷問」にならないことを願っている。
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