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パトラッシュが駆ける!

続・サッカー この悩ましきもの 

2018年07月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

もしも私が監督であったなら……
ということで考えてみると、答えは簡単だ。
パス回しなどさせず、断固として、点を取りに、
選手を敵陣へと、突進させたであろう。
カウンターを受けるのは、覚悟の上だ。
これを蛮勇というかもしれない。
決勝トーナメントへ行く機会を、みすみす失うかもしれない。

それでも構わない。
「敵わぬまでも、一太刀浴びせよ」
「美しく負けろ」
囲碁と言う、戦いの世界に身を置く、私の勝負哲学だ。
私なら、決勝トーナメント進出を、棒に振ってでも、
おのれの美学を貫いたであろう。

ワールドカップの予選リーグ、ポーランドとの戦いが、
物議を醸している。
私は、一ファンの気安さで、ものを言っている。
監督ともなると、そこには、重責がある。
見栄や外聞より、実質を重んじねばなるまい。
西野さんの判断は、正しかったのであろう。
実際に、そのお蔭で、決勝トーナメントの一試合を、
余計に見られたではないか。
私だって、感謝はしているのである。

開幕前の、日本チームの下馬評が、悪すぎた。
全敗もあり得ると、ささやかれていた。
その中での、予選リーグ突破……
これは、考えようによっては、善戦と言えるだろう。
人間は、欲深いものだ。
一つ勝てば、また一つ、もう一つ……となる。

憂慮からスタートし、暗雲の中に、希望が見えた。
期待がさらに膨らんだ。
もしや……と思った瞬間に、風船玉が弾けたようなものだ。

日本チームが敗退し、今の私は、気が抜けている。
深夜に起き出すことも、なくなるだろう。
健康のためには、これでよかったことになる。

 * * *

アジアのサッカー界で、覇を競う国が、何か国かある。
盟主はおれだ……
と、どの国も、思っているに違いない。
韓国もその一つ。
その自負は、かなりのこと、強いと聞いている。

韓国メディアは、今回の物議に対しても、当然のように、
その見方が厳しい。
「サムライスピリットが泣く」
とまで、酷評する向きもある。

ライバルを叩く、好機であるかもしれない。
わからないでもない。
私だって、逆の立場だったら、ここを先途と、非難しただろう。
「眼前の利に目がくらみ、名を捨てた」と。

私は実は、一次リーグにおける、韓国の戦いを応援していた。
韓国ばかりでない。
イラン、オーストラリア、サウジアラビアをも応援していた。
同じ、アジアの国である。
前回のブラジル大会において、これらの国の成績が、
振るわなかった。
「アジア勢、弱いじゃないか。
出場枠を、五も持っているのは、おかしいじゃないか」
世界の国々から、言われかねないと、それを心配していた。

韓国は、予選リーグの一二戦共に、負けた。
もう、決勝トーナメントに進む目はなくなっていた。
三戦目は、前回王者のドイツであった。
私は、万に一つの勝ち目も、ないと思っていた。
興味は、スコアーがどうなるか、
韓国が完封を免れるか……であった。

ところが、韓国が勝ってしまった。
雨あられとふりそそぐ、ドイツのシュートを、
ことごとくはね返し、試合終了間際に、決勝点をもぎ取ってしまった。
この粘り、大したものだ。

ベルギーの猛攻に屈した、日本は、これを見習わなければいけない。
守備こそ大事。
「取ろう取ろうは、取られの元」
私は、囲碁の格言を、思い出している。

我々は、ややもすると「嫌韓」へと傾きがちだ。
あちらもまた「嫌日」であろう。
歴史的経緯から、そこは、致し方ないと思われる。

ここは、大人の態度を見せたい。
今回は、決勝トーナメントに進出した、日本の方が上……
なんて自慢を、言ってはならぬと思っている。
「いえ、たまたまです」
こう言って謙遜している方いい。

観戦後に、スタジアムの清掃をした、日本人サポーターが、
世界から称賛されたように、謙虚はやがて、
人々の心に、響くのではあるまいか。



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おや

パトラッシュさん

Reiさんが、サッカーを?
初めて聞きました。
隅に置けませんね。(笑)
キルトをやりながら……では、ないでしょうね。

日本チーム、結果は残念ですが、よく頑張ったと思います。

尚、Jリーグには、ジェフ千葉というチームがあります。
そして、ロアッソ熊本というチームもあります。
機会がありましたら、応援してやって下さい。

2018/07/07 20:41:06

そうですね

パトラッシュさん

漫歩さん、
西野さんにも、意地があったでしょうね。
ここで見返してやれねば、男がすたる……と言ったような。
結果は……
最悪の事態を免れ、まあまあだったのではないでしょうか。
それこそ、八方丸く収まったような……

2018/07/07 20:34:15

私も…

Reiさん

応援しました!
夜中に起きて…なぜか眠くありませんでした。

四年に一度のにわかサッカーファンです(^^;

ポーランド戦は辛かったです。
どうすればよかったのか…素人にはわかりません。

それでも、今回はよく頑張った!と言いたいです。
だって、試合を見ている途中、ちっとも眠くならず、手に汗握って見ていましたから。

2018/07/07 19:31:59

間に合わせの人

漫歩さん

戦前の強化試合での無残な結果の後、間に合わせで監督をやらされた西野さんの心中は「やっぱりな」とだけは言われたくなかったでしょうね。
ベテラン重視の起用も、非難覚悟で実を捨てて名をとったのも、その思いからではなかったのか。

サッカーにはおよそ無知な人間の見当違いは承知の上で、人の心裏を探ってみました。

2018/07/07 12:36:07

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