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人間観察そして恋そして小説も
卑しさへの誘い
2018年11月17日
テーマ:テーマ無し
友人の一人がエッセイで賞をもらった近々受賞作が雑誌に載る予定だ突然の吉報だった皆驚いたあの彼が、まさか、賞とは・・・ ・・・ 知り合いが賞をとるのは本当にうれしいうれしいが当然多少の嫉妬も混じる 昔は嫉妬の勢力がまさっていたが最近はよかったと思う気持ちの方が優って来た これを喜んでいいのか悲しんでいいのか酒の席で、他の連中と話し合ったが やはり悲しむべきだろうと一言で切り捨てられた もっと嫉妬すべきだと そうだろうか? やはり嫉妬はだめだしかし悔しさはある 嫉妬とは、自分に無い物を羨ましがる心つまり、最初から負けを認める心根だ。心根が卑しい。 悔しさはお互いが持った能力を競い合った結果で思うもの負けたとは思っていない心だ。 嫉妬と、悔しさは、似て非なるもの 受賞したからと言って、彼に文学的才能があり私にないわけではない私にだって多少の才能はあると思っている 嫉妬はするな悔しがろう・・・と だから彼の受賞は、心から喜んであげるべきだとカッコいい科白を皆に吐いてはみたが 夜道を歩くにつれふつふつ ふつふつむくむく むくむく怒りが湧いてきた 理由無き怒りだ理由無き怒りといいながら実は理由など、わかっている くすぶっていた嫉妬が燃え上がったのだ卑しい心の炎だ 所詮きれいごとで自分を誤魔化すことはできない悔しさもあるが隠しきれない嫉妬も顔をのぞかせている しかししかしだ 少し安心したまだまだ戦う気力は残っていたようだ 嫉妬は心根が卑しい分、戦闘能力を増大する副作用は大きいが効果は絶大だ卑しさは大きな武器にもなる さあ刃を研ぎ直そう卑しさを研ぎ澄ませるんだ にほんブログ村
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