メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番!

日日是好日 

2018年11月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の『日日是好日』。

10月13日公開だから、もうガラガラだろうと思って
今日(27日)に出かけたが、どうしてどうして、
大体、8割の入りではないですか、それとなく、
近くの人のお喋りを聞いていると、2回とか3回目とか
言う人がいるから、
まだまだロングランで上映されるでしょうね。


原作はエッセイスト・森下典子による
『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-』。

キャッチフレーズは
”季節のように生きる”。

真面目で理屈っぽいが、
おっちょこちょいなところもあると自覚している
20歳の大学生・典子(黒木華)。

ある日、母親(郡山冬果)から、
“タダモノじゃない”とうわさのお茶の先生の
武田のおばさん(樹木希林)に挨拶され、
その所作に感動したからと、
「お茶、習ったら」と勧められる。

「お茶」には興味が無い典子だったが、
同い年で、何にでも積極的で活発な
従姉妹・美智子(多部未華子)からも誘われ、
二人は武田先生の茶道教室を訪ねる。

その日から武田先生は稽古を開始する。
折り紙のような帛紗(ふくさ)さばき、
ちり打ちをして棗を『こ』の字で拭き清める。
(「薄茶」用の抹茶を入れる茶器を「棗なつめ」と言う)
茶碗に手首をくるりと茶筅を通し『の』の字で抜いて、
茶巾を使って『ゆ』の字で茶碗を拭く。

お茶を飲み干すときにはズズっと音をたてる。
茶室に入る時は左足から、
畳一帖を六歩で歩き七歩目で次の畳へ……。

と、意味もわからない所作に戸惑うふたり。
毎週土曜、そんなふたりの稽古は続くのだったが…。

「茶道」に疎い私ですが、
主人公の典子が「茶道」と自分の「人生」を重ね、
又、二十四節気で日本の美しい四季を「茶道」の
稽古を通して物語が展開する形式は
大森立嗣監督の手腕でしょう。

アクション映画大好きの私ですが、
この究極の「静」の映画も、
たまにはいいなぁ、と思ったことでした。

『日日是好日』のタイトルは二人が最初に訪れた
茶室にあった掛け軸の言葉。
最後に典子はこの意味を完全に理解しますね。

武田先生は季節、その時の気分に合わせて掛け軸を
替えていますが、その時々の掛け軸と稽古風景を見ると、
”茶禅一昧”の言葉通り、
茶道と禅の密接な関係が良く解りました。

『日日是好日』、「一期一会」、「雪月花」も
”禅”からの言葉。

チラシにある次のフレーズ、
「雨の日は雨を聴く。雪の日は雪を見て、
 夏には夏の暑さを、冬は身の切れるような寒さを。
 五感を使って、全身で、その瞬間を味わう」と、
「茶道」を通して、自然と会話して感じる。

四季がある日本だから味わえる贅沢ですね。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

道を究めるには

yinanさん

山すみれさん、今晩は〜!

樹木希林さんは
本作公開前の2018年9月に他界されました。
武田先生役を地のまま演じられて、適役でした。

本作は”お茶という日本の文化”を
形式的なものでなく、禅と同じように
心に響くものだと
誰にでも判る様に作られた映画だと思いました。

2018/11/29 19:51:28

お茶

山すみれさん

の基本への導きのやうな^^

紹介

この映画の底に溢れる

希林さんへの追悼

 彼女を忍んで、多分何回も何回も

観られていくのでしょうねぇ♪

 

2018/11/29 09:55:21

PR







上部へ