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映画が一番!

海よりもまだ深く 

2018年12月31日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日は「大晦日」。1年の最後の日で、平成最後の大晦日。
「大つごもり」の別名があり、こちらの方が、
私としては樋口一葉の小説に馴染みがあり、実感があります。

日本文化の慣習に則り、「歳神様」を迎える準備を
しなければ、と、心の中で思っていますが、
「大晦日」も「正月」も普通の一日と変わりません。

でも、気分的にはいろいろな事に対して、けじめを
つけるには良い事だと思っています。

この一年、このブログを訪れた人に深く感謝して、
お礼を申し上げます。
新しい年が、皆様にとって希望に満ちた素晴らしい年に
なりますようにお祈り申し上げます!

今日の映画紹介は「海よりもまだ深く」。
BSプレミアムで、
2018年12月31日(月)午後3時12分〜5時11分放送。
是枝監督の次の3作品が続けて、放送されますが、
・「そして父になる」
12月31日(月)後1:09〜3:11
・「海よりもまだ深く」
12月31日(月)後3:12〜5:11
・「誰も知らない」
12月31日(月)後5:11〜7:33
2本目に樹木希林さんが出演されているので、
この作品を紹介します。

2016年5月に観た時の感想文です。

「海街diary」、「そして父になる」の是枝裕和監督が、
「歩いても 歩いても」「奇跡」に続いて
阿部寛主演で3度目のタッグを組んだ映画。

大人になりきれない男と年老いた母を中心に、
夢見ていた未来とは違う現在を生きる家族の
姿をつづった人間ドラマ。

キャッチコピーは、
”なりたかった大人になれた?”。

15年前に文学賞を一度取っただけの、
自称作家の中年男性・良多(阿部寛)。

現在は生活費のため探偵事務所で働いているが、
周囲にも自分にも
”小説のための取材”だと言い訳している。

ギャンブル好きで、息子・真悟(吉澤太陽)の
養育費を払えず、団地で気楽な一人暮らしの
淑子(樹木希林)の家に出かけては、金を無心するが、
面子もあるので”何、困ってんの”と言われると、
”いや、そんなことないよ。ボーナスだってちゃんと
もらいましたよ”と、見栄をはる一方、
淑子の留守の間にヘソクリを探し回ったり、

挙句の果ては、興信所の調査中の情報を利用して
相棒の町田(池松壮亮)と組んで金を巻き上げるなど
笑ってしまうほどのダメな人生をまっしぐらの男。

別れた妻・響子(真木よう子)に未練がある良多は、
真悟に聞きますね、”ママ、結婚するって?”、
そして、恋人がいることを知りショックを受ける。

偶然が重なり、母の家に集まった良多と
響子と真悟は、台風で帰れなくなり、
ひと晩を共に過ごすことになった”元家族”…。

主人公の母親役を樹木希林が飄々として、
愚痴らずに、明るいのがいいですね。
彼女が日常会話で話す、名言?の数々。

”うちにもいるけどひとり…大器が…”。
”女もなまじ学があると、
ひとりで生きていけちゃうからさ”。
”幸せってのはね…何かを諦めないと
手に出来ないもんなのよ”。
”何で、男は今を愛せないのかねぇ”。
”海より深く人を好きになったことなんてないから
 生きていける”などなど。

ダメ息子に対する、母親の愛情が一杯です。

もう一つ良かったのは舞台背景の団地。
是枝監督が28歳まで実際に住んでいた
東京都清瀬市の旭が丘団地が撮影現場。

生活の匂いがそのまま、漂っているようで
登場人物が、より活き活きとして見えました。

皆さん、夢見た未来と、今の人生はどうですか?
なりたっかた大人になれてますか?
私はと言えば、”夢”は実現しないから”夢”なんだと
開き直っています。

主題歌 は ハナレグミの♪♪深呼吸♪♪
https://youtu.be/2zuX6VBdMLU



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おめでとうございます。

yinanさん

qqqqqqさん、明けましておめでとうございます。

私も「OK牧場の決斗」だけを見ました。
後は夢の中でした。

樋口一葉の短編小説『十三夜』『大つごもり』『にごりえ』の
3編を原作とするオムニバス映画でしたね。

淡島千景はいいですね。
彼女の映画では「喜劇 駅前旅館」での印象が強いです。
今年もよろしくお願いいたします。

2019/01/01 17:58:12

大晦日に西部劇

qqqqqqさん

OK牧場の決闘とシェーンがあり、NHKのあの番組は興味なしで、どちらもよく見る西部劇を見てしまいました。

「おおつごもり」と言う言葉で思い出しましたが、ユーチューブで「にごりえ」と言うかなり古い映画が出ていて、このユーチューブの配信の中に3つの作品が入っていて「おおつごもり」と言うのもありました。かなり古い感覚の白黒映画ですが、落ちぶれた男の哀愁漂う作品でした。
「にごりえ」には淡島千景が出演していました。

来年度も楽しい映画がテレビで放映されるでしょうが、最近の映画より古典物の方が私好きなのです。

2018/12/31 23:42:27

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