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梨野礫・エッセイ集

私の戦後70年・跳んで来る少年 

2019年06月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 静岡市を流れる安倍川、その上に架かる安西橋の両側には、欄干がなかった。四〜五メートルごとに石の柱は残っていたが、柱と柱をつなぐ横棒は鉄製のため、兵器工場に徴発されたのだろう。祖母は、病みあがりの私を乳母車に乗せて、その橋を注意深く渡り始めた。五歳の私が生死をさまよった「自家中毒」から辛うじて快復し、治療に使ったリンゲルの注射器を、河原に捨てに来た帰り道のことである。真夏の炎天下、橋の上を通る人や

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