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天国と地獄 

2019年08月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

高校野球も連日の猛暑の中、熱い試合が続いています。
関東第一が履正社に敗れ、東日本勢は全て敗退、
1校も4強入りできなかったのは1991年以来、
28年ぶりだそうだ。

準決勝進出したのは、優勝経験がない高校ばかり。
20日の準決勝の組み合わせは
履正社ー明石商、中京学院大中京ー星稜。
中京学院大中京は岐阜ですから、応援しなければ。

第3試合の星稜ー仙台育英の試合で
猛暑の中、星稜の荻原吟哉投手が酷暑の影響で
右手首をつりかけた時、
仙台育英のベンチが異変に気付き、
小濃塁外野手がコップを持って飛び出しコップを渡す。

「相手があって野球ができている。2年生だったし、
こんなところでけがをしたら…と思っていきました」。
自分で飲もうと用意していたスポーツドリンクを手渡した。
 
「先は長いんだからしっかり飲めよ」と語りかけると、
荻原は「ありがとうございます」と応じ、コップに口をつけた。

このフェアプレーの話は、
酷暑の中の”一服の一服の清涼剤”のようで思わず感動!
高校球児、頑張れ!!!

今日の映画紹介は『天国と地獄』。
BSプレミアムで2019年8月月19日(月)21:00〜放送。
3月に紹介しているので再掲です。

1961年に『用心棒』、『椿三十郎』と
時代劇を製作した黒澤監督が、
エド・マクベインの小説『キングの身代金』をもとに、
緊張感あふれる演出で描くサスペンス映画。

製靴会社『ナショナル・シューズ』社常務の
権藤金吾(三船敏郎)の元に、
”子供は預かった。3000万円用意しろ”と脅迫電話が入る。

そこに息子の純(江木俊夫)が現れ、いたずら電話と思っていると
住み込み運転手である青木(佐田豊)の
息子・進一(島津雅彦)がいないことに気がつく。

誘拐犯は子供を間違えたのだが、
そのまま身代金3000万円を権藤に要求する。

一報を受け、戸倉警部(仲代達矢)たちが到着する。
妻の権藤伶子(香川京子)や青木は身代金の支払いを権藤に願う。

だが権藤には事情があった。それは密かに自社株を買占め、
経営の実権手に入れようと画策していたのだ。

そのため、翌日までに大阪へ5000万円送金しなければ、
地位も財産も、すべて失うことになる。

権藤は誘拐犯の要求を無視しようとするが、
秘書の河西(三橋達也)に裏切られたため、
身代金を払うことを決意する。

権藤は3000万円を入れた鞄を持って、
犯人が指定した特急こだまに乗り込む。

が、同乗した刑事が見たところ車内に子供はいない。
すると電話がかかり、犯人から
”酒匂川の鉄橋が過ぎたところで、身代金が
入ったカバンを窓から投げ落とせ”と、指示される。

1963年(昭和38年)製作の古い映画ですが、
黒澤監督の作品だけにストーリーの展開は
今でも見応えがあります。

特に当時、日本最速の列車だったこだま号を
国鉄から実物の「こだま号」用151系特急電車を
1編成チャーターし、実際に東海道本線上を走らせて撮影が
行われただけにリアリティーがあります。

しかし今、思えば東海道新幹線が開通したのが、
東京オリンピック開会直前の1964年(昭和39年)10月1日の
開業なので、当時の「こだま号」は
まだ新幹線ではなく在来線だったのですね。

本作の封切が3月1日で、
4月31日に「吉展ちゃん誘拐事件」が発生。

「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ」を
啓蒙するための作品でもあったのに、
この映画に触発された誘拐事件が
起こったのではと私は思ったことでした。

古い映画を観る楽しみは、顔馴染みの登場する俳優に
当時の懐かしい生活を見ることが出来ることです。



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