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人生いろは坂

因果応報 

2011年07月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 何事によらず、ことの原因は必ずどこかにあるものです。因果応報という言葉、確かどこかで聞いた
ような言葉ですが、ネットで調べてみると、こう書かれています。「よい行いをした人には良い報い、
悪い行いをした人には悪い報いがある。過去および前世の因業に応じて果報があるという意味」。
「もとは仏教語で、過去・前世の行ないに応じて果報があるという意味。善因善果、悪因悪果のどちらも
含まれるが、現在、悪いほうの意味で使われることが多い。」

 どうやら仏教の教えから来ている言葉のようで、こうしてみると人間界では、このような言葉を
使ってまでも戒めなければならないことが、過去にもたくさんあったようです。そして、今も使われて
いるところを見ると、未だ同じような愚かな行いを繰り返しているようです。

 中国では高速鉄道が操業開始間もなく大きな事故を起こしてしまいました。日本やフランスから最新
技術を導入しながら、あたかも中国独自で技術開発したかのような言い方をしていました。偽物や
ブランド品のコピーなどが平気でまかり通るような国ですから、こんな言い方をしても誰も驚かなく
なってしまいましたが、アメリカで特許申請をしたというのですから、これは驚きでした。

 そんな恥も外聞もなく有頂天になっていたときの出来事だっただけに、当の中国にとってもショック
だったに違いありません。聞けば高速鉄道網を急拡大してきた背景には汚職などの噂が絶えなかった
ようです。

 中国という国は過去にも官僚達による汚職が尽きず、歴代の王朝は内部から崩壊していきました。
そのように中国は汚職の絶えない国でした。袖の下を渡さなければ何も進まないような国だったのです。
今も全く変わっていないようです。

 しかし、あまり他国の悪口ばかりは言えないようです。我が国においても事の大小の差はあっても
似たり寄ったりのことがないわけではありません。

 因果応報は中国だけの事ではないのです。実は福島の原発事故以降、様々な問題が露呈しつつあります。
そして、こうした問題は大変根が深く、これからも更に続きそうです。こそこそと隠密理に進められて
きた原発帝国の実態が、福島第一原発事故を契機に明らかになりつつあります。

 日本の電力会社は法律で厳重に保護された独占企業です。売電価格も国で管理され絶対に損はしない
ように出来ています。自由主義経済下なのに各社間での価格競争がなく、国民は安い電力を買う方法が
ないです。

 その中でも特に原発はあらゆる手段で保護されてきました。その一つが一卵性双生児のように言われて
いる原子力保安院と省エネルギー庁の関係です。原発を取り締まる立場にあるものと省エネの名の下に
原子力行政を進めるものが同じ経済産業省の中にあるという奇妙な形になっています。

 本来ならマッチとポンプの関係にあるものが同じ経済産業省にあるのです。取り締まる立場のものと
取り締まられる立場の関係にあるものが同居しているのです。

 その上、電力会社からは莫大なお金がコマーシャル代としてマスコミに流れていました。本来、中立的
な立場で報道すべきものが、お金を貰っていたのです。これで正しい報道が出来るのでしょうか。
マスコミはタブーのように原発行政に関しては口をつぐんできたのです。

 日本は中国のことを悪く言えません。同じ穴の狢(むじな)のようなものです。因果応報、結果には
必ず原因がある。この世の中の出来事の全ては一見関係のない様な事に見えて、必ずどこかで繋がって
いるものです。

 それが中国の高速鉄道の事故であるし、日本の原発事故ではないでしょうか。これら全て人間が行って
来た所行によるものです。因果応報とは良く言ったものです。これが自分だけの事であれば自分が罰さえ
受ければそれで済みます。しかし、国家的な問題となると、そうは行きません。

 それが中国の高速鉄道の事故であり、福島の原発事故なのだと思います。根は深く罪は果てしなく
重いと思います。そして広く言えば、それを許してきたのは私達一人一人なのです。因果が巡り巡って
私達みんなに降りかかってきたのです。

 今、東アフリカでは未曾有の干魃と内戦により多くの餓死者が出始めています。ソマリアに始まった
飢餓の問題は多くの難民を生み、それはケニアにまで及ぼうとしています。この原因を作ったのも人間
の所行によるものです。

 日本では新潟や福島県で大雨による大きな被害が出ています。地球温暖化が原因だと言われていますが、
もはや手遅れだと言われ始めています。何しろ地球規模の異常です。原因を特定するのは容易なことでは
ありません。しかし、人の世に生ずることで、おおよそ原因のないものはありません。そして、全ての
原因は人間の行いによって生じているものばかりなのです。

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