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戦場のピアニスト 

2020年08月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日、8月19日は「俳句の日」。
何で?と思った人も、”819”と来れば、なるほどですね。

と、言うことで一句。小林一茶の
”涼風(すずかぜ)の 曲がりくねって 来たりけり”。

今の季節、日中は暑いけど、朝夕は少ししのぎやすくなりました。
どんなところにも”涼風”は訪れますよ、勿論あなたの側にも。

今日の映画紹介は「戦場のピアニスト/THE PIANIST」。
BSプレミアムで2020年8月19日(水)13:00〜放送。
2003年2月に見た時の感想文です。

今年の2月に紹介しているから、半年で再登場。
いい映画だから、何度も放送されるのか、
それとも手持ちのフィルムが少ないのかと、下衆の勘ぐりです。

ナチスの迫害をくぐり抜け、奇跡的に生還したポーランド人の
ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの
壮絶な体験を描いた話題の映画。

カンヌ映画祭では最高賞であるパルムドールを受賞。
アカデミー賞では7部門にノミネートされ、
監督賞、脚色賞、主演男優賞の3部門で受賞した作品。

主演のエイドリアン・ブロディはこの作品で
アカデミー主演男優賞を受賞。

キャッチコピーは、”音楽だけが生きる糧だった…”。

1939年(昭和14年)9月、ポーランド。ナチス・ドイツが
侵攻したこの日、ウワディク(エイドリアン・ブロディ)は
ワルシャワのラジオ局でショパンの
♪夜想曲第20番♪を演奏していた。
https://youtu.be/tAC-ZaRYiLs

ドイツ空軍による突然の爆撃を受けて彼はなんとか脱出するが、
街はドイツ軍に占拠され、ユダヤ人を
ゲットー(ユダヤ人居住区)へ強制移住させるなどの迫害が始まる。

シュピルマン一家も財産を没収され家を追い出される。
ゲットー内のカフェでピアノ弾きの職を得た彼は、
様々な迫害に遭いながらも静かに時をやり過ごす。

しかし、やがて一家を含む大量のユダヤ人が収容所へと
向かう列車に乗せられる。その時、一人の男が列車に
乗り込もうとしていたウワディクを引き留めた。
彼は知人のゲットー警察署長ヘラーに救われ、その場を逃れる。

ゲットー内での強制労働に従事する彼は、知り合いの女性ヤニナの
協力でゲットーの外に脱出。ゲットーのすぐそばの建物に隠れ住む。

隠れ家に住む彼は、夏になる頃、
ワルシャワ蜂起が始まり街は戦場となった。

そんな中、ドイツ軍将校の
ホーゼンフェルト大尉(トーマス・クレッチマン)に
見つかってしまうが、ピアニストてあることを告げると、
将校は彼にピアノを弾かせた。

このシーンでは彼の長い指がある時は力強く、
ある時は優雅に鍵盤を踊るのを見て、
ついつい涙が出てきました。(最近は涙腺が‥)

演奏に感動した将校は、彼を匿ってやる場面は暗い、
悲惨な中で一筋の光のようでした。
この時、4分間にわたり弾いた曲は
♪♪ショパン バラード第1番ト短調作品23 ♪♪。
https://youtu.be/jHfQCfUTlXE

クラッシックには疎い、私ですが、哀しい中にも心が
落ち着くのを感じました。Y-Tubeでぜひお聴き下さい。

この作品ではショパンの曲が要所要所で使われています。
映画の内容が暗いだけに救われますね。

監督のロマン・ポランスキーはポーランド出身で、
彼 自身もゲットーを脱出した経験があり、自らの
原体験を生かした渾身の作品。

彼の作品には『ローズマリーの赤ちゃん』、『テス』、
最近は『ナインスゲート』などの作品で有名ですが、
私生活でも波乱万丈の生き方をしているようです。

まず、最初の妻で女優のシャロン・テイトを、
アメリカの有名な殺人鬼、チャールズ・マンソン一派に
殺害されています。しかもその時シャロンは妊娠中でした。

次にアメリカ国内で、未成年(13歳のモデル)に対する
ワイセツ容疑で逮捕され、服役を逃れてヨーロッパに逃亡。
それ以来 彼は以来アメリカへは戻っていない。
彼の奇行は過去の体験が影を落としているのでしょうか?

主人公シュピルマンを演じたエイドリアン・ブロディは、
16kgもダイエットし、ピアノの猛特訓をして
吹き替えなしで撮影したそうです。



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