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道 

2020年09月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆様、おはようございます!

菅新内閣が発足しました。予想通り、居抜きの布陣。
党内の7派閥のドン、二階幹事長が「人と金」駆使しての
権力掌握していますから、当然の結果でしょう。

今、放送中の半沢直樹に登場する「箕部幹事長」に
イメージがダブりますが、皆さんの印象はでうでしょうか。

期待するのは、口八丁手八丁に行動力がある、
「行革 規制改革」の河野太郎さは何かやってくれそうな予感が…。


今日の映画紹介は『道/ La Strada』。
BSプレミアムで2020年9月17日(木)13:00〜放送。

映画の細かい所は忘れていても、
ニーノ・ロータの哀切なメロディーはあまりにも有名。
Nino Rota 映画「道」 La Strada 〜 Gelsomina
https://youtu.be/Mc3y7hLuKpc

主旋律の♪♪ジェルソミーナのテーマ♪♪は
ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)が
口ずさむ歌やトランペットの響き、
イル・マットが奏でるバイオリンの音色、
洗濯女の歌声となって、何度も繰り返されるので
一段と耳に残ります。

巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の代表作。

イタリアの貧しい海辺の町で暮らすジェルソミーナは
妹のローザが死んだという報告を受ける。

ローザは旅芸人のザンパノ(アンソニー・クイン)に
買われて彼のアシスタントをしていた。

実家は大変貧しく、母親はローザの代役として
ジェルソミーナを二束三文でザンパノに売ってしまう。

粗野で暴力を振るうザンパノと、頭が弱いが
心の素直なジェルソミーナは
今まで働いたことがなかったが、母親を助けるために
ザンパノのオート三輪に乗り込む。

ザンパノは屈強な体をした粗暴な男で、
胸部に巻いた鎖を胸筋だけで切るという芸で稼いでいた。

ジェルソミーナは客の呼び込み方や
太鼓の叩き方を教えてもらい、
道化師としてザンパノのアシスタントを務める。

さらに男女の関係も強要されるが、
ジェルソミーナは黙って耐えていた。

稼ぎがいいとザンパノはレストランで食事をさせてくれた。
ジェルソミーナはこの暮らしにも慣れ、
”前は家に帰りたくて仕方なかった、
でも、今はあんたといるところが私の家だわ”と、
ザンパノの女房役に幸福さえ感じていた。

しかしザンパノは行きずりの女と寝る時は
平気でジェルソミーナを置き去りにしてしまう。
ジェルソミーナはそれがとても悲しかった

監督のフェリーニが妻のジュリエッタ・マシーナを
ジェルソミーナ役に起用することに、プロデューサーが
難色を示すが、彼は契約を待たずに、撮影を開始。
彼は妻以外に適役はいないと確信していたようです。

「彼は彼女に道化師的な才能と、
現代の人間が失ってしまった純粋さを感じ、
その不思議な魅力をスクリーンに体現しょうとした」、
との評価そのままに、マシーナの台詞は少ないが、
顔で感情を表現する才能は素晴らしいですね。

彼女のコミカル中に哀愁が漂う演技はチャップリンと
比較されるのも納得です。

又、ジェルソミーナと対極にあるザンパノを演じる
アンソニー・クインの存在で、
聖なる心を持つ女と、獣のごとき男が織りなす
一遍の詩になっているのも監督の手腕でしょう。

気に入った台詞は、「路傍の石」ではないが、
道には石がゴロゴロだから、
”この世の中にあるものは、何かの役に立つ。
たとえばこの石。どれでもいい、こんな小石でも
何かの役に立っている”の言葉。

1954年(昭和29年)製作。



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名場面

yinanさん

qqqqqqさん、おはようございます!

”ひとりぼっちだ…、俺には、だれもいねえ!”と、
夜の浜辺で身体を震わせて慟哭するザンパノ。

暗い海と空が彼の身体を。そっと包み込むシーンは
ザンパノの魂が”救済”されるシーンは心に残ります。

2020/09/18 09:40:22

やはりメロディ

qqqqqqさん

「道」の中で流れているメロディ。物悲しくもあり、一番最後のシーンで、洗濯物を干している女性が歌っていたのを聞いてから、アンソニークインが海岸に伏せるシーン。

2020/09/17 22:37:28

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