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リバー・ランズ・スルー・イット 

2020年10月31日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日はハロウィーンですが、
コロナのおかげで寂しいハロウィーンになりそうです。

ところが賑やかな騒ぎは無くても、
今日は夜空を見上げて下さいね。

昨日も輝いていましたが、今日は満月。
10月31日の満月は46年ぶりで
「2020年で、最も小さく見える満月」で、
「今月2回目の満月(ブルームーン)」だそうです。
”幸せになれ”とお祈りして見れば、御利益があるでしょう。

幸い全国的に晴れの予報、ぜひ、小さな満月をお見逃しなく!

今日の映画紹介は、
『リバー・ランズ・スルー・イット/
            A River Runs Through It』。
BS-TBSで2020年10月31日(火)21:00〜放送。

まじめな兄と自由奔放な弟と、性格が対照的な
兄弟の成長を、モンタナの美しい風景をバックに描いた物語。
第65回アカデミー賞にて撮影賞を受賞した映画。

原作はシカゴ大学教授ノーマン・マクリーンが
74歳で執筆した自伝的処女作『マクリーンの川』

キャッチフレーズは、
”あの川は今も、永遠の夏を流れている。
      言えなかった弟への思いと共に。”。

モンタナの美しい風景をバックに流れる、
スコットランド風のテーマ曲はいいですね。
A River Runs Through It (Opening)
https://youtu.be/x--bkd_aonk
https://youtu.be/XOL2SqPy9oo

1910年代のアメリカ・モンタナ州ミズーラ。真面目で秀才の
ノーマン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と
陽気な弟ポールは、スコットランド出身の牧師である
厳格な父であるマクリーン牧師(トム・スケリット)から、
神への信仰だけではなくフライ・フィッシングも教わる。

兄弟は街の学校には通わずに父から読み書きを学び、
又、自然豊かなブラックフット川でフライ・フィッシングを
楽しむのが日課だった。

兄弟は共に過ごし、将来は何になるかお互いに自分の夢を
語るのだった。ノーマンはプロボクサーに、
ポールはフライ・フィッシングのプロになりたいと言う。

1917年、第一次世界大戦にアメリカが参戦。
男たちは戦場に駆り出され、町には老人と子供だけになった。

16歳になったノーマン(クレイグ・シェイファー)は
材木伐採の現場で、ポール(ブラッド・ピット)は
プールの監視員として働き、仕事の合間にも
フライ・フィッシングを楽しんでいた。

そんな彼らも青春時代の卒業の時が来る。
ノーマンはマサチューセッツ州ダートマスの大学に進学し、
それから6年もの間ほとんど帰郷することは無かった。

一方のポールは地元の大学に入り、卒業後は
モンタナ州の州都ヘレナにあるヘレナ新聞社で
新聞記者として働き、ポーカー賭博にのめり込んでいた。

ブラッド・ピットはこの時、29歳。
本作で若手俳優としての地位を確立したと言われる作品。
人生で一番、輝いている青春時代ですね。

美しく流れる渓流の中、釣り糸を風になびかせる兄弟。
この描写は素晴らしいですね。

監督のロバート・レッドフォードは、この川の流れを
「A River Runs Through It」として捉えています。

訳すると、「全てはその川の流れとともに」と言うことは、
「人生は川のごとく」、美空ひばりが歌う、
「川の流れのように」に人生は流れのままに…。

”川の流れ”で頭に浮かぶのは方丈記の
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」。

人によって、いろいろな解釈があるでしょうが、
我々、シニアにとっては、遠い昔の若き日々に
思いを馳せ、想い出を振り返るのもいいですね。

今は、川の流れに逆らう、気力もないので…。

1992年(平成4年)公開。



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