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映画が一番!

鉄道員(ぽっぽや) 

2021年01月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日、2本目の映画紹介は「鉄道員(ぽっぽや)」。
BSプレミアムで2021年1月11日(月)21:00〜放送。

原作は浅田次郎の直木賞受賞した同名の小説。
1999年(平成11年)に降旗康男監督が
高倉健主演で映画化した人生ドラマ。

何度も観ているのに、同じ場面で涙ぐむ自分がいます。
不思議です。

キャッチコピーは
”1人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も、
 男は駅に立ち続けた…”。

北海道の幌舞線の終着駅幌舞の駅長・佐藤乙松(高倉健)は、
鉄道員(ぽっぽや)一筋の人生をおくって来た。

妻の静枝(大竹しのぶ)との間に授かった一人娘を亡くした日も、
愛する妻を亡くした日も、彼はずっと駅に立ち続けてきた。

その幌舞線も今度の春で廃線に決定。
その最後の正月、かつて乙松と共に機関車を走らせていた同僚で、
今は美寄駅の駅長の杉浦(小林稔侍)が
乙松を訪ねて幌舞駅へやってきた。

彼は、乙松に再就職を勧めにやってきたのだ。
しかし、その申し出を受け入れようとしない。
やがて、終電が終わるとふたりは酒を酌み交わし、
懐かしい想い出話に花を咲かせるのだった。

数々の出来事が、乙松の脳裡に蘇っていく。
一人娘の雪子の誕生と死、炭坑の町として幌舞が賑わっていた時。
機関士時代の苦労、愛妻だった静枝の死などが。

鉄道の廃線、自分の定年と時間は容赦なく
過ぎ去っていく現実に、今までの人生を振り返る乙松。

彼の前に現れる、乙松が望む3人の少女の幻想。
特に、成長した雪子(広末涼子)との会話に涙がボロボロでした。

健さんが口はいつも真一文字に結んで、自分に厳しく、
感情に流されない男を演じているので、一段と心に響きます。

映画の中で流れる♪♪テネシーワルツ♪♪は
https://youtu.be/D425u8w1qbc
健さんの元夫人の江利チエミを映画の中の妻(静江)と同様に
故人を偲んでいたのでしょう。

撮影が木村大作なので、厳しい冬の雪景色が画面を通して美しさと
冷たさが伝わって来ます。

当時、健さんは67歳。
零下20度の中での撮影なのに表情を変えずに制帽を目深にかぶり、
背すじを伸ばし、極寒の駅に立ち続ける姿に心を打たれます。

雪の夜で始まり、雪の朝で終わる構成は
見る者に、何か暗示しているようです。

P.S
去年3月に亡くなった志村けんも、吉岡肇役で好演しています。
その役は閉山した筑豊(福岡県)の炭鉱から、
石炭が掘れるからと幌舞へ移住してきた期間工の炭坑夫。

酒癖が悪く妻と別れて、息子の敏行を満足に育てられなかった。
幌舞炭鉱の事故に巻き込まれ帰らぬ人となる。



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