Polyglotに憧れて

自動車用バッテリーの攻防 

2021年02月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 最近、電気自動車について関心を持ち、色々調べています。電気自動車のパーツの中ではバッテリーが重要なので、バッテリーに関してもその動向に注目していました。本日の楽天マガジンで週刊ダイヤモンドを読んでいると「EV反撃のウルトラC」といったタイトルの記事を見つけました。 記事の主旨は経済産業省が自動車用バッテリーメーカーを支援する方向にあること、そしてバッテリー業界の動向を整理し、日本のメーカーが海外メーカーに勝てるだろうか?といった内容でした。 この週刊ダイヤモンドの記事に、2018年における世界の自動車用バッテリーのシェアが記載されていました。でも2018年のデータなんてちょっと古いんじゃない?今はもう2021年です。そこでもう少し新しいデータをネットで探してみました。どうやらSNE Researchという韓国のリサーチ会社が詳しいデータをまとめているようです。私が見つけたのは2020年1月から6月まで6ヶ月間のシェアのデータです。 まず、記事にある2018年のデータでは、1位CATL(中国)、2位パナソニック(日本)、3位BYD(中国)、4位LG化学(韓国)、5位AESC(日本) となっています。しかし2020年上半期では、1位LG化学(韓国)、2位CATL(中国)、3位パナソニック(日本)、4位サムソン(韓国)とBYD(中国)、6位SK Innovation(韓国)、7位AESC(中国)(AESCは中国のアンビジョングループに買収されたとのこと)でした。このように、この業界の競争は激しく、順位は揺れ動いています。自動車用バッテリーは中国、韓国、日本が競っています。私の印象では、中国が優位にあり、次に韓国が頑張って中国を追いかけており、日本は両国のスピードについていけず、少しずつ遅れている。といった感じです。 脱炭素、というキーワードにおいて重要な産業は他にもあるかと思いますが、マーケットの大きさ、経済に与えるインパクトという点で自動車産業は影響力が大きく、誰もが注目する産業だと言えるでしょう。ガソリンエンジン車から電気自動車へ、そして自動運転やコネクティッドへと大きな変革の最中にある自動車産業はウォッチしていて非常に興味深い業界です。 私は環境問題の観点からCo2排出に影響の大きい自動車の動向に関心があるのですが、個人投資家という観点でも目が離せない業界です。自動車の組み立てやバッテリー、そしてセンサーや自動運転技術のソフトウェアなど、従来の業種の枠組みを超えて様々な業界からこの巨大なマーケットに参入しようと多くの企業が激しい競争を繰り広げています。まだ幕は開いたばかりです。これからどんなドラマが待っているのでしょうか。そしてどんな車が商品化されるのか楽しみです。最終的にどの企業が勝ちのこるにせよ、目指す目標はCo2の削減や交通事故の減少、運転が困難な弱者の救済といった社会的問題の解決であって欲しいと思いますし、またそのような方向へ進むと信じています。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ