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人生いろは坂

妻が買ってくれた時計 

2021年07月12日 外部ブログ記事
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薄型の上品なデザインの時計をプレゼントされた。
ロンジンの高級時計だ。
もう十数年以上も前のことになる。
農作業などには向かないので、出かける時などに
はめようと思い仕舞い込んでいた。
実はそれが良くなかったのだ。

その代わり、様々な安物の時計を買ってははめていた。
しかし、安物は安物、数年を待たずに壊れて使えなくなってしまった。
そんなことを、ずっと繰り返していた。

そんなことから、高級な時計のことは半ば忘れていた。
そして、よほど時計とは縁がないものと諦めていた。
自室の引き出しの中には、使い物にならなくなった時計が
次第に増えていった。

その頃になって時計とは縁がないものと言うより、
自分自身から何かしら時計を狂わせるようなものが
出ているのではないかとも思うようになっていった。
そう思わなければ原因らしいものは思い浮かばなかった。

久々に思い出して腕にはめた時計が、妻からの贈り物のロンジンの時計。
決して安くはなかったろう薄型の時計。
しかし、この時計も狂い始めた。
いつしか止まってしまうようにもなっていた。
買った店に持っていき何度も電池を入れ替えて貰い
更には整備をしてみようと言うことになり長期間店に預け、
その間には製造した工場まで行ったとの報告を受けた。

しかし、問題は解消していなかった。
記念すべき妻からのプレゼントであり、動かないからと言って
このまま机の引き出しに入れたままでは電池が溶けて中まで壊れてしまう。
そう思い、再び時計が止まる原因を考え始めた。

その頃、ふと思ったのが磁気を帯びているのではないかと言う事だった。
何かの本で読んでいた知識か、それとも偶然に思いついたのか定かではない。

ともかく、方位磁石を近づけてみた。すると、わずかながら針が動く。
どうやら磁気を帯びていて、これが時計を止めたり、時刻を狂わせている
原因かも知れないと思うようになった。

早速、購入した時計屋に持っていき、磁気抜きをして欲しいと依頼した。
割合よくあることなのだろうか。
ごく当たり前のように引き取り、ついでに電池も入れ替えておくので
暫く預からせて欲しいとのことであった。

今はセイコーの自動巻き腕時計が何事もなく動いているので
何日預けても困らなかった。
忘れてしまってはいけないと思うほど時計は店の方に預けていた。

そして、思い出したある日、治ったかどうかは期待をせずに、
と言うか磁気を帯びているのではないかと言う自分の見立てが
正しかったかどうか確かめるべく店に行った。

「治ってますよ」とのことだった。預けてもう一か月以上は過ぎていただろうか。
いつから店にあったのかは分からないが、磁気を抜いて電池を入れ替えて
ずっと止まることなく動いていたようだ。

そして私のところへ帰ってからも一か月以上止まることなく動いている。
この時計は実に正確に時を刻んでいる。
超薄型のシンプルなデザインの上品な高級時計である。
オカルトでも何でもなかったことの顛末

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