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たかが一人、されど一人

日本のエネルギー 

2022年09月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 先月唐突に岸田首相は「原発の活用を」と言い出したのを聞いてびっくりしたが、かなりマジらしい。一昨日の日経によると、この指示を受けて総合エネルギー調査会が具体化に向けて議論を始めて、年末までのとりまとめを目指すと書かれている。現役時代の終盤50歳代の大半を通産省や全国の電力会社を回り、原子力PA(今は流行らなくなったが、パブリックアクセプタントと称した宣伝活動)でかなり稼いだ事を思い出した。岸田首相の原子力発電に関する知識より小生のほうが詳しいかもしれない。現在日本の電力は主に火力発電に頼り、その火力は全部輸入だから危機感を持つことは至って自然、しかしそれが原発再活用に結びつくことには違和感を覚える人のほうが多いだろう。東電の福島第一原発事故がまだ継続しているのに、誰が恐ろしい知恵をつけたかだが、元通算官僚の古賀茂明氏が詳しく謎解きしてくれた。それは現在首相の主席秘書官を務める経産官僚の嶋田隆氏と同じく顧問である今井尚哉氏(安倍首相の筆頭秘書官)のコンビとのこと。特に後者はとっくに過去の人かと思いきやで、自民党が支配する官邸とは懲りない面々の集合だと改めて思った。東大の原子力物理学科が無くなったと聞いていたが、経産省や電力関連企業には強固な原子力村が相変わらず存在して、この機会を虎視眈々と狙っていたらしい。たまたま岸田氏のエネルギーに関する理解力が彼らにとって好都合だったと言うことだろう。これは古賀氏の発言でなくて小生の考え。古賀氏はこんな下品なことは言わずにもっと重要な事実を幾つも指摘している。50分ほどの時間を惜しむ必要がない方には次のYouTubeの視聴をお薦めする。https://www.youtube.com/watch?v=CmWC1Zxhurc日本で再エネが一向に進まない理由の一つに、再エネが始まっても電力のコストが全然下がっていないことがある。一般の人にはあまり関係がないので知られていないが、太陽光パネルにしても元は日本製だったが現在は中国や韓国でどんどん低価格製品が生まれ、世界の再エネ価格が下がっているのが実情。エネルギーの保存技術にしても同じ、電気自動車の電池、例えば先駆者イーロン・マスク氏も当初テスラにはパナソニック製を採用していたが、最近は韓国製に乗り換えている。古賀氏の話で、日本の技術開発力は昔も今も見捨てたものではないと言うことは分かった。で問題はどこかだ。問題は政策決定に与る官僚と政府政治家にあるとしか考えられない。首相がいくら頭が良くても持てる知識の限界はあって当たり前。側近の配置も重要なようだ。

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