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ザ・ヤクザ 

2023年03月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:アクション・アドベンチャー

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日、2本目の映画紹介は「ザ・ヤクザ/THE YAKUZA 」。
BS12で2023年3月7日(火)19:00〜放送。

外国人が描いた日本のヤクザの世界。
健さん、「燃える戦場」に続いてのハリウッド映画出演。

この後、「ブラック・レイン」、
「ミスター・ベースボール」と計4本の
アメリカ映画に出演しています。

キャッチコピーは
”すさみきった現代。ストレンジャーが
愛でまもり通した花一輪に、日本残侠の心が燃えた!”。
何だか、わからないキャッチコピーですが。

米国のタフガイ俳優ロバート・ミッチャム&日本映画界の
大スター高倉健がダブル主演!舞台は東京。
ヤクザに立ち向かう日米2人の男の勇姿を描いた、
任侠ハリウッド映画!

イントロでヤクザの説明があります。
「"やくざ”は八・九・三の数字に由来する。
足して20、賭博では負けの数だ。

無頼の徒が自らを卑下して、こう称した。
やくざは博徒、テキヤなどの形で350年前から存在した。

貧しい者を非道な御上から守ったとも言われ、
それだけ腕と度胸を買われていた。
今日も一部のやくざには武士道にも似た任侠の道が
生きていると言われる」と。

アメリカの実業家の
ジョージ・タナー(ブライアン・キース)の娘が、
東野組に誘拐された。
組長の東野五郎(岡田英次)との間のトラブルが原因だった。

東野は殺し屋加藤次郎(侍田京介)をロスに送り、
タナーが日本に来なければ娘の命はないと脅迫する。
タナーはハリー・キルマー(ロバート・ミッチャム)に
助けを求める。

二人が進駐軍兵士として日本にいたころ、
ハリーに恩義を受けたやくざの幹部の
田中健(高倉健)の協力を得て、娘を取り戻そういうのが
タナーのもくろみだった。

ハリーはタナーのボディガードの
ダスティ(リチャード・ジョーダン)と来日する。

彼等の友人で日本に住んでいる
オリヴァー・ウィート(ハーブ・エデルマン)の家に
滞在することにした。

東京に着くとハリーはかっての恋人であり、
田中の別れた妻である英子(岸恵子)の
経営するバー “キルマー・ハウス”を訪れる。

英子から、健が京都に居ることを知り、京都へ。
訪ねて、事情を打ち明けたが、
すでに健はヤクザの世界から足を洗っていた。
が、健は義理を返すために協力を決断するのだった。

ロバート・ミッチャムと言えば、頭に浮かぶのは、
マリリン・モンローと共演した『帰らざる河』。
クルト・ユルゲンス率いるドイツ軍Uボートと頭脳戦を
繰り広げる駆逐艦の艦長を演じた『眼下の敵』。

監督は 日本独自の義理と人情のヤクザの世界を、
「愛と哀しみの果て」で、アカデミー賞監督賞を
受賞しているシドニー・ポラック。

又、脚本を執筆したポール・シュレイダーは
三島由紀夫の研究家と知られる親日家だけに、我々が、
見てもそんなに違和感がないヤクザの世界を描いています。

見所は、ラストシーンでの殴り込み。
健さんが刺青を入れた上半身裸の鍛え上げた身体で、
日本刀を大上段に構えての斬り合いは惚れ惚れしますね。

”風呂場でも腕立て伏せをしていた”と言われるだけに
その素晴らしい肉体美をぜひ見て下さい。
1974年(昭和49年)公開。

P.S
本作は2005年に スティーヴン・セガール 主演で、
『イントゥ・ザ・サン』としてリメイクされています。



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