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八十代万歳!(旧七十代万歳)
夕方facebookでzoomによる朗読やトーク
2023年04月30日
テーマ:テーマ無し
あいにく風邪ひき。ちょっと頭が重く目の奥が鬱陶しい。
4時から5時頃まで、飛行機工場の少女達を、高階さんと私で朗読して、
その後私の戦争体験を質問を挟んで5時まで語りました。
私の朗読はこの部分です。
負傷 (M.O. 三回生・旧姓T) かつて私達が動員に駆り出された年齢に末っ子が達しました。 中学三年生。学校から帰って冷蔵庫をあければ、おやつの果物や飲物が冷えていて、受験生だから栄養をつけねばと親が気をつかい、学校では先生が適切な自習テキストを用意してくださって、あとは自分自身のする気が出るのを待つだけ……。 そこに日の丸鉢巻に菜っ葉服、すき腹を抱え、満員電車にもまれて工場通いの 私達の少女時代を重ねてみました。戦争は必ず勝つと聞かせられていましたので、私達は雑炊食に耐えながら 工場でハンマーを握り、昼休みには 「白いおにぎりをお腹一ぱい食べてみたい。」 「私はお汁粉を丼でたっぷり食べたいなア。」 等、もっぱら食い気のお話で、それでも何人か集まるとコーラスが始まったりして、結構朗らかでした。周囲の殆んどが、同じ苦労をしていましたし、戦争の終わった暁には、素晴らしい未来が約束されていたのですから。 そのときに、私は指先をケガしました。武蔵では、負傷第一号だったのです。当日は黒い機械の林立する昭和飛行機第六工場で、プレス機を受持たされ、神風特攻機の頭部に使うジュラルミン板をプレスする仕事をしていました。どうしたはずみか、板にのせた指をはずさぬまま、ペタルを踏んでしまったのです。ガン!!という衝撃が走り、白く血の気を失った指先を見て、大声で友達を呼んだような気がします。余りの痛さに、幾晩か泣いて過しました。何べんか手術もし直しました。名誉の負傷というので、先生や工場の方、多くの友人が見舞ってくださいましたが、内心とても心苦しく思っていました。何故なら、毎朝 「ケガをしないように気をつけて、あなたはとてもそそっかしいから。」 という母の声を背に出かけていたのですから。確かに栄養も足りず、疲れていたでしょうが、性格の欠点が招いたものとして、指先のケガは、其の後の人生の戒めになっています。 空襲 ケガがやっと癒った頃から、東京の上空にB29が姿を顕わすようになりました。鳶に迫る小鳥のように、わが戦闘機がB29に体当たりし、黒いかたまりになって落ちて行くのを、工場の窓辺で胸迫る思いで見たこともあります。 不意の機銃掃射で、防空壕にとび込むのが間に合わず、殉職した工員や学徒が出るようになって、警戒警報が発令されると、女子学徒はトラックの荷台に分乗させられて、多摩丘陵に避難するようになりました。 昭和二十年に入り、横浜空襲のときは、尾根沿いの雑木林で、南の上空をあとからあとから不気味なうなりを響かせて行くB29の編隊を眺めていましたが、時たま高射砲の白いさく烈が見えるだけで、あの勇ましい戦闘機はもう姿を見せませんでした。時として不安がよぎるものの、目隠しされていた少女の頭で それでも未だ勝つものと思っていましたし、終戦の詔勅を聞いても「そんなのは嘘だ。」と私は一人怒っていました。ある目標のために 多くの犠牲を払って努力してきたことが、全然無意味になってしまうのですから。
傷あと 私にとって……というより私達の年代にとって、敗戦の傷あとはもっとあとに来たのではないでしょうか。終戦後一年余、緑溢れるむさし野で、失った時間を取戻すように学校生活をエンジョイし卒業しましたが、進学についても、生活面についても、私には希望が一ぱいあったのに、厳しい筍生活で、断念しなければならないことばかりでした。戦争中とは異った意味で“じっとがまんの子であった”時代です、未だ考えの固まらない年で動員に出かけ、皆が食べることでせい一ぱいの終戦後に卒業し、気づいてみれば学力は大変に低く、十年間かかって受けて来た教育では全然通用しない世の中が目の前にある。もうちょっと大人であったか子供であればよかったのにと悔んでも仕方ないことです。 今は、内にはいろいろの問題を含んでいるとはいえ、平和な時代がつづいています。戦争によるさまざまな経験を大切にして、子供達には、希望する生き方があるならば、たった一度の人生を 悔いなく歩ませてやりたいと願っています。
彼女達と同じ世代の私が、朗読し、 その後自分の体験も語りました。
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