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映画が一番!

友だちのうちはどこ? 

2023年05月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドキュメンタリー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

大谷翔平選手の今日の試合は、
アストロズ 5ー4 エンゼルスで負け試合だった。
でも、9回裏に守護神から、8試合ぶり8号2ラン で、
一矢報いたのは良かったです。
後、一歩で逆転出来そうだったが、次回に期待ですね。

今日の映画紹介は
『友だちのうちはどこ?/KHANE-YE DOUST KODJAST?』
BSプレミアムで2023年5月11日(木)13:00〜放送。
本作も昨年、8月に紹介していますが、
見て欲しい映画なので再掲載です。
見逃した人は観て下さいね。

監督・脚本・編集はアッバス・キアロスタミ。
イランを代表する監督で、”ジグザグ道”三部作と言われる、
「そして人生はつづく」、「オリーブの林をぬけて」の
1作目の作品です。

主人公のアハマッドが何度も走り抜ける「ジグザグ道」は
強烈に印象に残ります。

アクション大好きな私は、文芸作品をあまり観ないのですが、
何故か、プライムビデオでたまたま観た映画です。

キャッチフレーズは、
”誰もが幼い日に持っていた宝物”。

舞台はイラン北部にあるコケール村の小学校。
同級生・モハマッド=レザのノートを
間違えて持ち帰ってしまった小学生のアハマッド。

モハマッドが宿題をノートではなく紙に書いてきたため
先生からきつく叱られ、
「今度同じことをしたら退学だ」と告げられていたのを、
聞いていたアハマッドは事もあろうに彼のノートを
持ち帰っていた。

「ノートを忘れたら退学だ」という先生の
言葉を思い出したアハマッド。

彼にノートを返そうと、ジグザグ道の丘を越え、
遠く離れた隣の村に住むモハマッドの家を捜し歩くが、
何度も道に迷い、大人たちに翻弄されながらも、走る、走る。

気持ちは、友だちに「ノート」を返さなければという、
その想いだけで…。

俳優を使わず、村の住人や子どもたち、
実際の家や学校を用いて撮影された本作は、
ドキュメンタリーと勘違いしそうな出来栄え。

ストーリーは単純で少年アハマッドがノートを、
返すために遠く離れた友だちの家を探し歩く姿だけ。

しかし、のどかな風景の中で、
アハマッドが友だちのために、
勇気をふりしぼり、一歩踏み出す心意気。

つぶらな瞳に浮かぶ不安げな表情や、仕草から、
にじみ出る焦燥感が、画面から伝わって来ます。

その、不安な心理状態。
かって、私もそんな時があったのにと、
彼にシンパシーを感じたことでした。

ラストシーンでノートに、
はさんであった一輪の花が印象に残ります。

製作年は1987年(昭和62年)。



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