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経営数字はApple to Appleで比較することも大事 

2023年06月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


経営数字はApple to Appleで比較することも大事6月末は多くの会社で株主総会の時期だと思います。  日本は3月決算の会社が多く、それらは6月末までに 株主総会を開くことが義務づけられているからです。  毎年横並びでほぼ27日〜29日に集中しているのが日本の 現状ですが、自社の総会には来てほしくないから他社と日程 を被らせる・・・というセコイ発想が根底にあると言われます。  なぜ来てほしくないのか?  → 株主に質問をされてトンチンカンな回答しかできない 自分の愚かさを露呈したくないから/惨めな姿を晒したく ないから・・・でしょうね。  最近は総会で質問をする個人株主も増えてきましたが、 経営陣は少なくとも経営数字に強くなければいけません。  経営数字にもいろいろありますが、たとえば「Apple to  Apple」という聞きなれない言葉も知っておく必要がある と思います。  外資系企業で使われている言葉ですが、経営数字を検証 するときにたいへん重要な概念なので紹介しておきます。  「Apple to Apple」の意味は、何かを比較する際に前提条件や 背後の環境を同一にして比較するということです。  分かりやすい例で言うと、仮に会社の売上が一昨年度は 20億円、昨年度は22億円だったとします。  数字だけみると2億円の増加で前年比10%アップですから 良し良し・・・です。  これだけ見ると喜ばしいのですが、ここで「Apple to Appleで 比較したらどうなるの」と問われたら? → よくよく検証してみたら、昨年度に立ち上げた新規事業の売上が3億円含まれていた・・・と仮定します。  そうなると、これは昨年と同じ条件で比較したなら既存事業 の売上は実質1億円マイナスになっていたということになります。  全体としての売上は10%増えたけど、以前からの事業同士の 比較では0.5%の減少となり、当然手放しで喜べる状況では ない・・・ということになります(わかりやすいように簡素化して います)。  セグメント別比較といったりもしますが、こうした部門別で 同期比較をすることは重要です。  Apple to Appleで比較をする前は「10%増えて良かった、よく やった〜」となっていたものが、Apple to Appleで比較してみた ら、「儲かったのは新規事業のおかげで、前からやっている 事業は凹んでいるじゃないか!」・・・という意見も出てくる わけです。  株主総会の招集通知をじっくり読み込む人は少ないかもしれ ませんが、読み解こうと思えばこれくらいは簡単に読み解け ます。  不正とまではいかなくても、自分たちに都合の悪い数字を あまり見せたくない/株主にツッコまれたくないのでできる だけ他の項目とくっつけて表面的にごまかそうとしたがる 狡(ずる)賢い経営者もいますから株主の立場としては 注視しておきたいところです。  もちろん、会社側の経営陣は既存事業だけでは危ういことを 見越して新規事業を立ち上げ、それが見事に奏功した(経営 を頑張った)とも言えます。  別の観点で言うと、経営者側の見立てで大切なことには、 新規事業に関わった人たちに賞与等の報酬を多めにして、 旧事業の人たちにはあまり大盤振る舞いをしてはいけない ・・・と筋を通すことも大事です。 日々の経営の中でもリーダーは部下からの数字報告に 流されないで、数字はApple to Appleで比較するという 目を持っておくと良いと思います。  私の著書 2冊+電子書籍11冊お金の教養シリーズ       5冊組織マネジメントシリーズ  4冊 ビジネス人生論シリーズ     2冊 (アマゾンの電子書籍読み放題に該当しています)http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC 

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