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ゲッタウェイ 

2023年09月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:アクション・アドベンチャー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は『ゲッタウェイ/The Getaway』。
BSプレミアムで2023年9月12日(火)13:00〜放送。

★スティーブ・マックィーン主演、
サム・ペキンパー監督のアクション映画。

キャッチフレーズは、日本での公開が、
1973年(昭和48年)だけに、当時の匂いがする、
ベタなフレーズで、
”空前のアクション!血のバイオレンス!
映画史上はじめて破られたタブーに
犯罪王国アメリカがゆれている!”。

テキサスのサンダースン刑務所から
ドク・マッコイ(スティーヴ・マックィーン)が出所。

銀行強盗の罪で10年の刑に服していたのだが、
5年間服役したところで突然釈放される。
裏取引で出所出来たのだ。

その裏取引とは面会に来た女房の、
キャロル(アリ・マックグロー)に頼んだことは、
”ベニヨンに頼め、俺が出たがっているとな”
”どう言えばいいの”
”行けば分かるよ”と、

地方政界の実力者のベニヨン(ベン・ジョンソン)と、
手を握り、出所と引き換えに銀行を襲い奪った金を
山分けして保釈金代わりに、払おうという計画だった。

5年ぶりに味わう自由のうまさ!
やがて、銀行襲撃の綿密な計画を練り上げる。

用心深いベニヨンは2人の殺し屋、
ルディ(アル・レッティエリ)と
ジャクソン(ボー・ホプキンズ)を送り込んできた。

企ては何とか成功するが、2人は途中で裏切った、
ルディ、警察、ベニヨンの弟の、三者に追われる羽目に。

「violence」で有名なペキンパー監督。
本作でも暴力に次ぐ暴力で、その圧倒的な描写は
ゲンナリしますが、彼の暴力の描写に対する考えを
下記の言葉から、伺うと。

「私はいつも暴力をそのままに描いた映画を、
撮ろうと試みているので、いわゆるハリウド調を、
撮ろうとしているのではない。

最近の私の映画には、暴力が大きな要素を占めていが、
それをとやかく言う人は、我々が人間であることを、
否定しているようなものだ。

我々はその本性からして暴力的なのだ。
我々は暴力的であることによって、
生さながらえようとしている。

私は暴力の性質を理解したい。
それを捉えて、肯定的に使う方法はないものかと?

人間には優雅さも、愛も、美もある。
だが我々が暴力的でないなどと言うのは止そう。
なぜなら人間とは本来、暴力的なものだらだ」。

ぺキンパー自身の含蓄あるこの言葉が、
すでに、本作のすべてを語りつくしているようです。

スローモーションを効果的に使った、
ペキンパー監督ならではの演出も魅力的で、
マックィーンの魅力一杯の映画です。

最初から最後まで寡黙な表情のマックイーンは、
やはり格好いいですね。

50歳の若さで亡くなった、彼がまだ生きていれば、
もっと、いい映画を観られたのに…。

夫婦を演じたマックイーンとマッグローは、
この作品の共演をきっかけに結婚しています。

クインシー・ジョーンズのテーマ曲もいいですね。
♪♪Love theme from the getaway♪♪
https://youtu.be/i4xyfA338uM



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