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遠い夜明け 

2024年01月09日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は『遠い夜明け/Cry Freedom』。
NHKBSで2024年1月9日(火)13:00〜放送。

★アパルトヘイト(人種隔離政策)下の南アフリカで
人種差別と闘った白人ジャーナリストの
ドナルド・ウッズと黒人運動家スティーブ・ビコの
信念と友情を描く実話をもとにした社会派ドラマ。

キャッチフレーズは、
”友よ、君の魂の叫びは忘れない。
いま、熱い怒りがこの大地を駆け抜ける!”。

舞台は1975年11月24日、
南アフリカ共和国ケープ州クロスロード黒人居留地。

冒頭、突然、静寂を打ち破って次々と黒人たちを
虫けらのように襲う武装警官の集団。

大地は黒人たちの叫び声とともに血で染まって行く。
この事実は無視され、平穏無事に公衆衛生が
行なわれたという放送が数時間後にラジオから流された。

黒人運動家のスティーヴ・ビコ(デンゼル・ワシントン)を
白人差別の扇動者だと批判していた

「デイリー・ディスパッチ」新聞の編集長の
ドナルド・ウッズ(ケヴィン・クライン)は、
黒人の女医ランペーレ(ジョゼット・シモン)に
案内されてビコを訪れた。

ビコは、ウィリアムズ・タウンで公権喪失の宣言を
受け拘束下にあったが、何ら臆することもなく、
許可地以外の黒人居留地にウッズを案内した。

ウッズは自分の新聞社に2人の黒人を雇った。
彼は、自分の信じる道を歩き続けるビコに、
心を揺り動かされた。

ビコは幾度となく逮捕され、警察の暴力を受けていたが
ひるむことなく自分の考えを主張し続け、
日に日に支持者を増やしていった。

しかし、ある日、彼が作りかけていた村が
覆面の男たちに襲われた。

この中に警察署長がいたことを知ったウッズは、
クルーガー警視総監(ジョン・ソー)に訴えたが、
全ては彼の命令で動いていたのだった。

上映時間が2時間半超えで長いですね。
それもそのはず、前半はスティーヴ・ビコの、
差別に抵抗する政治活動を描いています。

後半はそのビコと友達になったウッズの
亡命劇にポイントを置いての展開になっていて、
2本分の映画となっているからでしょう。

本作の制作年は1987年(昭和62年)ですから、
当時のデンゼル・ワシントンは33歳、スリムな身体で、
知性とカリスマ性を見事に演じています。

もう一人の主人公のケヴィン・クラインは、
本作の翌年に『ワンダとダイヤと優しい奴ら』で
アカデミー助演男優賞を受賞しただけに、
彼の逃走劇は見応えがありました。

監督は「ガンジー」のリチャード・アッテンボロー。
しかし、監督よりも、俳優として、
『ジュラシック・パーク』でのパークの創設者、
ジョン・ハモンド役が記憶に残っています。



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人種隔離政策

yinanさん

今晩は〜!

調べました。

ガーナはイギリスから独立したアフリカ最初の国で、
アフリカの独立運動の先駆者として知られているようです。

ガーナの初代大統領クワメ・エンクルマは、
アパルトヘイトに反対する南アフリカの指導者の
ネルソン・マンデラと親交があり、
アフリカの統一と解放を目指す運動を推進したようです。

しかし、ガーナに派遣された神父さんが、
「黒人は人間じゃないんですよ。」と言われたら、
ショックでしようね。

2024/01/09 21:24:34

アパルトヘイト…

星あかりさん

こんにちは。
確かこの映画の後やった思うのですが、自分の教派の神父さん(日本人)がガーナに数か月派遣されまして。
帰国後母教会で、お話を聞く会が開かれたですが、昔も今も、差別に関してはほぼ変わってないのが現実みたいでした。
何しろ、到着して現地の司教様(白人)に挨拶に行ったら、司教からイキナリ「まさかあなた、黒人差別の状況を何とかしてやろうとか思ってないでしょうね?いいですか、黒人は人間じゃないんですよ。」言われたそうで、当然何も出来ず、すっかりしょげ返って帰国されました。
司教と言えば、教区で一番偉い人ですから、なすすべ無しな感じだそうです。
たぶん今も、現実は変わってない気がします。

2024/01/09 11:40:59

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