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たかが一人、されど一人

互いを尊重 

2024年03月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 マーシャル諸島と言ってもピンとこない人が多いと思う。一寸年配の人なら<私のラバさん酋長の娘〜>で南洋ののんびりした島国程度の認識だろう。しかしここはアメリカの水爆実験場に使用されて放射能汚染に晒された。謂わば日本と同じような厳しい現実がある。ここの大統領が今来日している。折からハリウッドで行われたアカデミー賞の授与式で最高の栄誉が与えられたのが原子爆弾開発の責任者をテーマとした「オッペンハイマー」。日本では未公開なのでどこまで描かれているかは分からないが、氏は原爆実験を成功させるが、その使用と続く水爆開発に強く反対したとされている。しかし実際はアメリカは開発を継続し、ネバタ州にあった原爆実験場をマーシャル諸島に移して南洋諸島に放射能を撒き散らしたのだ。被害は日本にも及び第五福竜丸事件とか、ストロンチュームの雨なんかを記憶されている方もいるだろう。アメリカの独善主義には辟易するが、今日はそれを措いて日本政府の無神経さを追求するために書いている。日本政府は大統領の訪日を受け、岸田首相を始めとする要人が対談を行う予定で、そのための要領を外務省は次のように発表している。曰く「政府は8日、マーシャル諸島のハイネ大統領が10〜14日の日程で来日すると発表した。滞在中、岸田文雄首相と会談する予定。2国間関係の強化や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携について議論する。」ところが、当のハイネ大統領が記者団に語った内容にはもっと深い将来への懸念が含まれていた。そのことは誰かのメルマガで読んだ気もするが、残念ながらマスコミではあまり大きく取り上げられていない。いつものことだから仕方ないが、代わりに書いておく。ハイネ大統領は同じく死の灰を浴びた国の代表として、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について「放出計画を延期し、安全性や環境への影響について、より詳細な調査を行うよう」注文をつけていたのだ。詳しくは書かぬが、科学的透明性の問題とかいろいろあるが、注目したいのは処理水放出に「互いを尊重して」 という言葉が使われていたことにある。自分がしたいことに反対する人はいつもいる。政府はそのことに関してはいつも無視して掛かるくせがある。どこの国の権力者も同じと言えばそれまでだが。

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