メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

北軽井沢 虹の街 爽やかな風

失敗は成功の元? 

2011年11月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 
「オトーサン」・・・私は、妻の父親ではないが、いつもこう呼ばれている。外で小枝を切っていると妻が出てきて「ガスがつかないよ、また、コンセント抜いたんじゃない?」と、なんだか自信たっぷりの話しぶりに、ドキンとした。
 
2008年6月、ここに移り住んでまもなく、庭園灯の工事を自分でやった時、ガス湯沸器のコンセントを抜いたままだったことをすっかり忘れていた。ガスコンロがつかなくなり、リモコンが点灯していないことが分かったので、てっきり故障だと思い三原モータープールへ電話で修理を依頼したが、すぐに来てくれた三原モータープールの社長は、ニヤニヤ笑いながら、誰か電源のコンセントを抜かれましたか?という。その時になってやっと思い出し、平身低頭した想い出がある。電源が外れていては作動する訳はない。いまだに笑いぐさになっているドジな出来事だった。
 
ついでにもう一つ、夫婦であたふたした想い出がある。標高1100m厳寒の地で冬にはマイナス20℃もあるという恐ろしい話しを聞いていたが、ここでは水道管に凍結防止ヒーターが設置されていて冬場の水道管凍結を防いでいる。これもこちらに来たばかりの夏の話しだが、ある日、水道管から突然お湯が出るようになった。水を出してもお湯が出る。これは大変、どうなっているの、と妻は私を疑いの目で見る。妻は、何かあると、まずはその原因が私にあると思う癖があるので、当然と言えば当然の態度なのだが、この時ばかりは私にも思い当たることがなかった。
 
何の為だったか、よく覚えていないが、何らかの理由で電気のテンパールを全てオフにしたことがあり、その後全てのテンパールを無意識にオンにしたのだった。その電源の一つが水道管凍結防止のためのもので、それがオンになったため水道管の水が温まり湯になったのだが、私も妻も狂気?の湯沸器が勝手に水をお湯にしていると勘違いして、またまた三原モータープールへ電話したのだった。そして、何もかもお見通しの社長は、またもやニタニタ笑いながら、その謎解きを話してくれた。二人とも、またまた平身低頭で、標高1100mの涼しいはずの場所で汗をかくという想い出がある。
 
さて、このたび職場の仲間から水道管凍結防止ヒーター用節電器「セーブ90」という商品があることを聞き、さっそくそれを購入した。セーブ90の商品名は水道凍結防止ヒーターの電気代を90%以上節電するというところから名付けられている。セーブ90はFTC比例制御回路で、外気温がマイナス10℃までは、水道管温・外気温・風速・日照の相関をFTC比例制御回路が制御し、水道管が凍結しないよう5〜7℃にコントロールし、ムダな電気を使わない。たとえ外気がマイナス10℃でも水道管が凍結しないと判断すれば消灯(OFF)するという優れものだ。
 
私は説明書の通り、コンセントと凍結防止ヒーターの間にセーブ90を取り付け、これで今日からは外の気温を観察しながらテンパールのスイッチを切ったり入れたりすることはないと、意気揚々と小枝を切る作業をしていたのだったが、妻の「また、コンセントを・・・・」の言葉に、あっっ・・・と、思い当たることがあった。読者はもうお分かりだろうが、私がセーブ90を取り付けたのはガス湯沸器の電源だった。気温が高いためセーブ90が自動的に電源OFFにしていたのだった。妻のいうようにまさにコンセントを抜いた状態である。
 
慌てて床下へ潜り、よく調べてみると凍結防止ヒーターの元は別の場所にあった。しかもコンセントは二つあり、購入した1個口用ではダメということが分かった。ガス給湯器の電源をなぜ凍結防止ヒーターの電源と思ったのか・・・良く分からないが、何でも思いこんだら命がけ、というまったく訳の分からない面白い人間であると、我ながら感心している。
 
ここでは水道凍結防止ヒーターの電気代が予想をはるかに超え、ひとたび凍結防止のスイッチをオンにすると電気メータの針はぐんぐんと上昇気流に乗って舞い上がる。24時間オンのままだと1ヶ月に2万円以上の大切なお金が飛んでいくのだから、これは一大事なのだが数千円の器機を取り付けるだけで90%の節約が出来る。私はすぐにI君に電話をして彼の家を訪問した。
これがあれば彼の家計も助かると、これまた勝手に思いこみ、この器具が使えることを祈りながら訪れたが、なんと、すでに5〜6年も前に取り付けていたことを知り、しかも「ここで生活する為の常識・・・」と、一蹴されてしまう始末だった。
 
そして、それどころか私の家にはもっと別の場所にコンセントがあるという可能性も知り、明日改めてまた床下に潜らなければならないことになった。
いやはや、本日はまたしても面白い失敗をしてしまったが、何と言うことはない。新しい知識が身につき、損失も数千円であった。しかも、I君に面白い話題を提供できた楽しい想い出の日となった。長い間人間をやっていると、面白いこともあるもんだ。まったく人生は楽しい。
 
 
 

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ