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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

世代をつなぐ絵本 

2012年05月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 私たちは今日本に一時帰国していて、来月ニューヨークの娘のところへ
遊びに行き、その後7月上旬にオーストラリアへ帰ることにしています。
3ヶ月間もの長旅の最中です。

 それで、先日娘からメールがあり、もうすぐ3歳になる彼女の息子、
すなわち私たちの孫のために日本の絵本を持って来て欲しいと言ってきました。

 その私たちの娘や息子が幼児の頃は、数多くの絵本や童話を買いそろえて
読み聞かせるのが私たちの大切な仕事だったのですが、
子供たちも大人になり、私たちがオーストラリアへ移住する際
そうした本が邪魔になって、お世話になった幼稚園に全部寄付してしまったのです。

 娘がリクエストしてきた絵本の中には「三びきのやぎの がらがらどん」や
「しょうぼうじどうしゃ じぷた」など、私たちがその娘に読み聞かせた同じものが
含まれていて、さっそくアマゾンで取り寄せました。
本屋さんで探せば時間がかかる上、全部そろうかどうか分かりませんが
インターネットは便利なもの。リクエストの本全てが揃いました。

 中でも「・・・がらがらどん」を手にすると懐かしさが
こみ上げてきます。
 
 30数年昔、幼い娘や息子を膝に乗せ、
数え切れないほど読んでやりました。
小さなヤギが木の吊り橋を渡る時「かたこと」と
読みながら、膝を小さく揺り、
二番目に大きなヤギの時には「がたごと」で、
膝はもう少し大きく揺すります。
そして、一番大きなヤギの時は「がたんごとん」と
激しく揺り動かしてやるのです。
 
 娘もその時の印象が深く刷り込まれて、
今度は自分の息子に読み聞かせてやりたいと
思ったのでしょう。
きっと、彼女の膝に乗せて、
私がやったのと同じようにするに違いありません。

 その孫息子が大人になった時、同じ絵本があるかどうか心配ですが
世代をつないで「がらがらどん」が生き続けて行って欲しいものです。
その時は、私たちは空の星になってその光景を見守っていることでしょう。



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