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パトラッシュが駆ける!
「おのおの方」
2012年07月06日
テーマ:テーマ無し
内蔵助が、その重い口を開いた。
「それがしと行を共にする者は、この場に残られよ」
それから、広間の明かりを消させた。
暗闇の中、さわさわと、袴の摺れる音が続き、やがて静まった。
再び燭を灯すと、そこには五十人ほどの士が残っていた。
元禄十四年春の宵、赤穂城でのことであった。
ここからである。
日本人なら、誰でも知っているドラマが展開し、
世人をして、こぞって喝采せしめる、その大団円へと到達する。
* * *
先日来の、民主党分裂騒ぎのニュースを見ながら、
私はこの名場面を思い出した。
断っておくが、私は、小沢一郎を大石内蔵助に擬えているわけではない。
彼らの新党立ち上げを、義挙、あるいは快挙と見ているわけでもない。
同志を募る・・・
そこでたまたま、忠臣蔵を思い出しただけだ。
人は時に、進むべき道を選ばねばならない。
二股は利かない。
中間もない。
二者択一だ。
厳しいその時にこそ見える、人間の赤裸な姿、それに興味を持つだけである。
「小沢先生に一任した。しかし、新党立ち上げまで了承したつもりはなかった」
こう言って、離党届を撤回した議員が、何人か居るらしい。
みっともないなあ・・・
私の感想である。
男だろ。
一旦腹を括ったら、最後まで付き合えよ。
彼らには、こう言ってやりたくなる。
新党が、果たしてこの国を、変えるだろうか。
その予感はない。
しかしながら、一旦こうと信じたら、損得を顧みず、
やり抜いたらどうであろう。
保身とか打算とかが、そこにちらついた途端に、見ている者はがっかりする。
小早川秀秋は、土壇場まで日和見を決め込み、やがて友軍へと襲いかかった。
戦いには勝ったものの、その後、幸せな人生を送れなかった。
滅ぼした、大谷吉継の亡霊に呪われたとの説もあり、二十一歳で死んだそうだ。
そればかりか、我が国の合戦史に、くっきりとその名を残してしまった。
不名誉な部、その最たる者としてである。
また、赤穂の浪士団に加わらなかった、浅野家の有力な家臣某は、
義挙が成った際に、こう言い訳したとか。
「大石が失敗したら、みどもが第二陣を務めようと思っていた」
これを嘲笑わない者が、この世に居るであろうか。
いや、私は、小沢新党の成功を、願っているわけではない。
でも、政治の現状たるや、このままで良いとも、決して思えない。
やり始めたら、最後までやれよ。
これを言いたいだけだ。
「今後の推移を、“注意深く”見守りたいと思います」
おや、誰かのセリフみたいになってしまった。
* * *
本懐を遂げた内蔵助が、切腹を前にして、語った言葉がある。
「人はただ、初一念を忘れるなと、申し上げとうございます。
とっさに浮かぶ初一念には、決して善悪の誤りはなきものと考えまする。
損得の欲に迷うは、多く思い、多く考え、初発の一念を、
忘るるためかと存じまする」
(真山青果作「大石最後の一日」より)
彼、実にいいことを言う。
政治家諸氏も、たまには芝居を見た方がいい。
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困ったものです
chisok様、拙文をお読み頂きまして、ありがとうございます。
まったくもって、政治の現状には、うんざりさせられております。
次の選挙で、政治家に思い知らせてやろうと思うのですが、これはという投票先が見つかりません。
今後の推移を見極めたいと思います。
2012/07/06 21:26:51
発憤興起
おじゃまします。 chisokuです。よろしくおねがいします。
国政の現状たるや、このままで良いと決して思えない・・・ 全く同感・・
マスコミも然りです。
“ 鱓の歯軋り ”で終わりたくないです。
“鱓でもお頭付き”になります。 微力は承知、賛同者を募ります。単独でも努力はします。 少し程度は、ドンキホーテ型と揶揄されてもいいですが、そこは良きバランス感覚で対処します。
お陰さまで、発憤興起しました。
戦術と戦略を研究します。 アイデアがありましたら、ご教示くださいませ。
ありがとうございました。
2012/07/06 11:50:42