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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

中国、したたか? 鉄面皮? 

2012年09月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 もう20年以上昔、ある国際関係の財団の事務を担当していた時のことです。
国際交流の一環として、中国の放送関係者のグループを日本に招いて
日本各地を案内して回る行事が毎年あり、
私は一行に帯同して交通や宿泊、食事などのお世話をしていました。

 ある年のこと、一行が来日するというので私が出迎えに行くことになっていました。
しかし、中国国内の航空機の都合で来日が一日遅れたことがあります。
一行からこちらへの連絡が悪く、私は日本着のスケジュールを各方面に問い合わせて
スケジュールの調整や宿泊・交通のキャンセルと予約を
大慌てでしなければなりませんでした。

 ところが、一行が到着すると「ごめんなさい」の一言もなく、
「俺たちが悪いのではなくて、航空会社に問題があるのだ」と私に平然と言うのです。
ヤレヤレ、困った人たちだと思っていたら、
今度は宿泊先のホテルで冷蔵庫やミニバーの飲み物を全部飲んでしまったり、
自分のバッグに取り込んでいたことが判明しました。予定外の出費です。

 こうした事例ばかりでなく、食事のマナーや立居振舞に至るまで
中国の教養ある人たちにしては、日本人の私から見れば粗野で厚顔無恥。
私の中国人に対する認識は、実際の交流・付き合いを通じて
良くない方向に大きく変わってしまいました。

 その頃、日本の企業は中国の労働力と市場に目を付けて
我先にと進出していましたが、私が危惧した通り、
政府との交渉、立地、雇用など予想しなかった常識外れの中国側の対応に
辛酸をなめさせられた社も多かったといいます。

 日中国交正常化40年の今年、両国の尖閣諸島をめぐる紛争は
一向に収束する気配がありません。
領土問題を経済や文化、スポーツの面まで際限なく広げて対抗措置をとる中国の
破廉恥な対応と、その言葉をそのままお返ししてもよいような日本への批判を
臆面もなく繰り返していますね。

 第一、尖閣諸島を日本の政府が日本人の所有者から購入したことでも
中国をシナ呼ばわりするような知事の東京都が購入するより
中国にとっては余程好ましい事態のはずなのに、
国民を扇動してデモを操り、暴徒化させて略奪など悪行をほしいままに
させました。

 日本企業と言ってもそこに働くのはほとんどが中国人であり、
中国の社会・経済に貢献しているのですから、そこを襲撃・破壊するなど
普通では考えられませんね。略奪が目的と非難されても仕方ありません。
「困った人たち」では済まないし、国家の品位などあったものではありませんね。

 日本政府が尖閣諸島を購入したことは、領有権とは無関係のはずですが、
共産党一党支配で国家権力絶大の中国では国が関与、所有することは
領土へのかかわりを一層強く主張することだと解釈したようですね。
日本政府もこのあたりの空気の読み方を誤ったようです。

 ともあれ、主に中国側は語気鋭く日本を非難し続けていますが、
その多くが誤解と「的外れ」な論拠に根ざしており、日本は丁寧に辛抱強く
その誤謬を正してゆく努力をしなければなりません。
そして、中国人のものの考え方、性向をよく理解し、詳細な対応策を
練り上げて着実に実行しなければ、日本は中国に潰されます。



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