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たかが一人、されど一人
「徳目」考
2012年12月13日
テーマ:テーマ無し
明日は、時は元禄15年極月半ばの14日、赤穂義士が吉良邸に討ち入り主君の仇上野介の首を取ったとされる日にあたる。と子供の頃から何回となく聞かされ、講談本や小説を何冊も読み、映画やテレビドラマを観ては感動したものだ。大石内蔵助は武士の鑑で日本人の誇り、対する吉良上野介はとんでもない大悪人と刷り込まれてしまっている。元禄15年は1703年だから310年も昔の話である。それより更に遡ること1000年くらい、大陸からやっと文字が輸入された頃からの伝説が沢山伝わる国柄だから、不思議と言えないかもしれぬ。現代のようにマスコミが無い時代の出来事が、全く色褪せずに現代に生きていることには先ず驚かざるを得ない。褪色せずと書いたが、最近やっと疑問を感じ始めている。芝居や小説の類ではなく、まともとされる歴史においても、伝承される事実は極く一部で、周辺の色付けによって相当な脚色があることを意識するようになったからだ。当然日にち場所まで特定されているのだから、当日本所松坂町の吉良邸で事件があったことを前提に少しひねくれて考えてみたい。一人の老人(父だったか岳父だったか?)が身を寄せる松坂町のある大名屋敷に、当時不景気で江戸市中に沢山いたかと思われる食い詰め浪人(現代であればハローワークに通う立場だろう)数十名が徒党を組んで押し入り、乱暴狼藉の上その老人を殺害する事件が発生した。将軍お膝下を恐れぬ不逞の輩とて、捕えて調べると、全員旧浅野家家臣で死を覚悟して主君の仇討をしたと判明。司法の判定は勿論死罪である。法務大臣の立場に誰がいたか知らぬが、当時こういった重い判断は政権を担当するお上のトップ将軍様がしたとされる。問題はここからで、当然のことだと思うが、メディアが未発達の時代だから事件がそう簡単に広く知れ渡ることはなかったろう。しかしウィキペディアに依れば、事件4年後には、この事件に題材をとった近松門左衛門作の人形浄瑠璃『碁盤太平記』が竹本座にて上演され、以降、浄瑠璃・歌舞伎の人気題材となり、数作品が作られる。いつの世も小説家とか戯作者は庶民感覚を汲み取る嗅覚を持っているものだ。本格的流行は事件後約半世紀近くからで、明治なると絶対外れない題材と言われるまでになった。特に明治以降は上から下に至るまで全員が「義士」と呼んで美化してきている。「義」は当時から現代に至るまで日本人にとって最高の徳目とされてきた。このことはお上にとって実に都合がいいし、組織を統制する上でも便利に違いない。歴史がどこまで真実か分からないが、我が国では「義」と言う味付けで処理される伝承が多い。しかし最近になって「仁・義・礼・智・信」以外に「侠」(縦ではなくて友のように横のつながりらしい)という徳目が中国辺りでは最重要視されることを知った。他に、同世代の人から「子供頃受けた教育の殆どをもう一度見直してみろ」とのアドバイスもある。いろいろ考えてみたい。
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