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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

年末の習い性 

2012年12月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 気が付いたら、もう今年2012年も今日と明日の二日だけ。
60歳過ぎてから時間の流れ方がとても速いのに、我ながら驚いています。
のんびり時間が流れるオーストラリアで気ままに住み、
特別、仕事に追われている訳ではないのに、不思議なことです。
 
 数日前、何を思ったのか年間数回しかしない車の掃除をしました。
車内に掃除機をかけるため、事前に電気の延長コードを買っておいて
作業したのです。
足元はもちろん、座席の隅もゴミや埃が意外に多く溜まっていましたが
きれいさっぱりしました。
その後は、洗剤を使って外側を洗い、全体で1時間半もかかりました。
 
 その次の日は、キッチンのカウンターの天井に取り付けられている
照明器具が点灯しなくなっていたので、新しい器具に取り替えました。
本当は、電気工事の免許を持った人でないとこうした作業は出来ません。
しかし以前、本職に依頼して修理したのですが、すぐにダメになってしまい
DIYとなったのです。この方が確実でした。
 
 この他、キッチン周りの油汚れを掃除し
シャワー・ルームのガラスや大理石の目地を洗い、
正月の生け花用に若松や梅に見立てた古木なども山から調達してきて
迎春準備は万端・・・?
一つだけ失敗は、今日私は散髪に行こうと思っていましたが、
今日は日曜日、散髪屋さんは休みあることを失念していました。
明日、大晦日に行ってきます。
 
 特に年末、師走だから身の回りをきれいにし、新しい年を迎えたいという
意識は全くないのですが、ふと気が付くとせっせと掃除などをしている自分を
少し滑稽に思います。
子供の頃、両親やご近所の人たちがそうしていたし、
日本にいる頃はやはり同じことをしていましたから
これが習い性になっているのでしょうね。
 
 おせち料理は今回は1月5日に我が家で新年のパーティを開くので
その日を本番にして、元旦は白ワインと干し海老入りの雑煮と
ちょっとした料理で済ませることにしています。
ふと昔、父が釣ってきたハゼを炭火で焼いて、数日干し、
母が番茶で一日かけて煮て甘露煮を作っていた事を思い出し
懐かしさがこみ上げてきました。
これは習い性にしたくともハゼが手に入りません。
 
 ところで、年末にその一年の汚れを洗い落とし、新しい年には新たな希望を
胸に生まれ変わって再出発したいという願いは
どこの国の人も多少はあるにしても、日本ほど強く意識される国は
少ないと思います。
 
 いわば日本独特の人生観、生まれ性と言っても良いでしょう。
ものごとに区切り、メリハリをつけて向上して行きたいと願うことで、
とても意義深く大切な事だと思います。
 
しかし、ややもすると前年の失敗、間違い、都合の悪いことなどを
簡単に忘れてしまうことにもつながります。
先の大戦、原発事故、選挙の公約・・・等々。
忘れてはならない大切な事柄を年が変わったからといって
決して水に流したり、忘却の彼方へ追いやってはならないと思うのです。
年末年始の自戒です。

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