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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

クジラは美味しいですか? 

2013年06月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 このブログでも再三日本の南極海での調査捕鯨に関して
私なりの考えを述べてきました。
オーストラリアとニュージーランドは日本の調査捕鯨に反対して
その停止を求める訴えをオランダ・ハーグにある
国際司法裁判所(ICJ)に提訴しています。
 
 訴えは「日本は『調査捕鯨』と言うが実質的には商業捕鯨で、
毎年数百頭ものクジラを捕獲する必要と必然性は無い」としています。
一方の日本は「国際条約の取り決めの範囲内であり、
捕獲しなければ分からない調査もあるので正当だ」と反論してきており
弁論でも両者のスタンスは変わらないものと見られています。
 
先日、8年ぶりにオーストラリアから日本へ引き揚げて来て
その裁判で初めて双方が意見を述べ合う弁論が26日(2013年6月)に
始まったことを
オーストラリアの日本人向け情報誌のニュースで知りました。
 
 そのニュースは日本ではテレビで短く伝えられたようですが、
新聞では気が付きませんでした。
記事はあったとしても、気付かないほどのベタ記事だったのだろうと
思います。
 
 ニュース全体の中の捕鯨とその裁判に関する記事の重要度・関心度は
さして高くないことは承知していますが、
いかにも日本のマスコミと国民の意識が低過ぎます。
シーズン中の調査捕鯨のニュースは日本の船団が
「悪名高きシー・シェパード」の執拗な妨害にあった時に限られていて
なぜ調査捕鯨が必要なのか、なぜ反捕鯨なのか
真正面から向き合った記事にお目にかかった覚えがありません。
 
 また、所管の農水省も調査捕鯨を予算確保の材料にし、
事業拡大で人員を増やし、
ひいては官僚の天下り先の確保を隠れた大きな目的にしているのだと
指摘しても大きく外れていることは無いだろうと思います。
 
私は子供の頃、学校の給食で硬くて嫌な臭いのクジラを食べましたが 
今の時代クジラを食料にしなければ「栄養失調」になるなどと
戦後間もない頃の意識の人がいるとは思えません。
わずかな物好きな人が珍味としてクジラ料理を食べる以外に
誰がクジラなど食べたいと言いますか?
 
 こんな事情・背景の中で、国際間の捕鯨・反捕鯨の裁判をして
国際的な取り決めの範囲内であると声高に主張しても
結果は分かりませんが、むなしいだけではないですか。
 

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