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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜
ランチを居酒屋で
2010年08月26日
テーマ:テーマ無し
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昨日(2010年8月25日)、山の手の牧場に借りている農園に出かけたついでに、久しぶりに外食でランチをすることにしました。都会に比べて私たちの住んでいるサンシャイン・コーストはレストランのメニューが貧弱で、あまり美味しくなく、加えて高額なので、最近ではイート・アウトすることが少なくなっています。しかし、たまには気分転換に良いし、何か美味しいものを発見できるかも知れないと思って出かけたのです。<br />
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<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32882622_0?1282819349" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 1" class="popup_img_560_420"></div><br />
入ったのは農園からもう少し山を登ったメイプルトンにあるメイプルトン・タヴァーン(The Mapleton Tavern)です。メイプルトンは有名なモントヴィル(Montville)がある山の稜線のブラックオール・レンジ(Blackall Range)北端の人口2000人程の小さな町。この町は特に観光地となっている訳ではありませんが、そのタヴァーンは美しく心地良い町に相応しく、高床式で軒下に愛らしい装飾のあるクィーンズランダーの建物が人の心を惹きつけます。<br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32882622_1?1282819349" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 2" class="popup_img_275_206 clearFix alignLeft"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32882622_2?1282819349" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 3" class="popup_img_275_206 clearFix alignRight"><br />
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このタヴァーン、料理もまあまあ美味しく、ベランダからはサンシャイン・コーストの海岸線を見下ろす景色が素晴らしいので、いつ来ても客で賑わっています。しかし、昨日は水曜日で肌寒く雨もぱらつくような日だったので、お客もほとんどなく私たちを含めて10組ほど。他のお客さんがいると内部の写真を撮るのを遠慮しますが、そうでもなかったので許可を得て撮影しこのブログでご紹介しようと思ったのです。<br />
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さて、私たちが頼んだ料理は私がBattered Flathead Fillets served with salad and chips、ワイフがSeafood <br />
Chowder served in cob loafです。写真でおおよそ見当が付きますが、私のFlatheadというのは魚のコチのことで天ぷらのように衣を付けて揚げたものです。チップスは日本でいうフレンチ・フライド・ポテトです。ワイフのシーフード・チャウダーは丸いコブと呼ぶパンの中をくり抜いた所にたっぷり入っています。値段は両方とも同じ19ドル95セント、日本円で1500円ほど。これでもこちらでは安い方です。<br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32882622_3?1282819349" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 4" class="popup_img_275_206 clearFix alignLeft"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32882622_4?1282819349" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 5" class="popup_img_275_206 clearFix alignRight"><br />
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いつもは、受付で料理を注文して料金を払い、無線の呼び出し機をもらってその装置が鳴ると「男性が」受け取りに行くというシステムですが、昨日は珍しくすいていることもあって女性の店員さんがニコニコと席まで料理を運んでくれました。飲み物が欲しい場合は別にある酒場で自分で買ってきます。もちろん、普通のレストランでは席に注文を聞きに来てくれて料理も運んでくれるのが常識です。<br />
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ところで、この「タヴァーン」という名称は居酒屋とか酒場、パブのことですが、よく「食堂なのにタベルナとはこれいかに」と冗談で使われるギリシャの小レストラン、タベルナ(Taverna)と同じく、ラテン語から来ています。そして、オーストライアの人々はこの居酒屋兼レストランのタヴァーンのことを「ホテル」と呼びます。<br />
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なぜ居酒屋がホテルと呼ばれるかは以前このブログでもご紹介しましたが、かつてアルコールを供するだけの居酒屋はホテルに比べて営業時間が短かったので、知恵を絞った居酒屋が店に簡易宿泊施設を作って「ホテル」の名前を付けたのが始まりだといわれています。愉快な話ですね。<br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32882622_5?1282819349" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 6" class="popup_img_275_206 clearFix alignLeft"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32882622_6?1282819349" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 7" class="popup_img_275_206 clearFix alignRight"><br />
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飲む話になったところで、私たちがランチをしたタヴァーンにももちろん酒場があり、アルコールを飲みながら遊ぶポーカー・マシン(略してPokie=ポーキー、日本ではスロット・マシン)やビリヤードのプール・ルームも備えられています。面白いのはアルコールはカウンターでグラスごと、あるいはワインのように瓶ごとに、その都度料金を払って飲み物を受け取るシステムになっていることです。このためか酔いつぶれていたり、くだを巻いていたりする客は比較的少ないようです。じっくり、たっぷり飲む向きには面倒ではあります。<br />
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私たちの料理は特にワイフのシーフード・チャウダーは味、アイデア、ボリュームともに大正解の料理で、私の方はコチが上品な味でしたが、前回も同じものを食べたことに気が付いて残念でした。でも出来の良いフィッシュ・アンド・チップスのようで美味しかったですよ。<br />
食べ終わって、私たちはお皿を受け付けのカウンターまで片付けてあげて、運んでくれた店員さんにお返しのお礼をしたのです。<br />
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