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人生いろは坂

台風18号 

2013年09月15日 外部ブログ記事
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 夜中から雨のぱらぱらという音がし始め夜明けには本格的な雨になった。
久々の雨である。畑にとってはこの上ない恵みの雨となった。

 今日こそは畑を耕し種を蒔こうと準備していた蕪の種まきは中止。この
雨が止んでからにしよう。それにしても今年ほど不純な天気の年は少ない。
多くの行事やイベントが雨に泣かされてきた。

多少雨不足と異常高温とにさらされてきた果樹であったが今年の出来は
上々と言えよう。八朔、夏ミカン、ミカン、ダイダイ、ゆず、レモン
ネーブルオレンジ、安政柑など柑橘類はいずれもたわわに実っている。
そして、秋の代表的な果物である柿、栗、いずれの収穫も期待できそうだ。

 しかし、油断は禁物である。かつては収穫をまじかに控えていながら
強風を伴う台風で完全にやられたこともあり、レモンなどは木が裂けて
しまったこともあった。私の口癖だが収穫の喜びは口の中に入るまで
分からない。

 今降っている雨や台風による被害も大きくなければ良いのだが。
さて10月は近い。10月に入ると色んな行事が始まる。地元の八幡様の
秋祭り、恒例の児島繊維祭、そして新たにセンターからジーンズストリート
を中心に行われる「こじまブルーインターナショナルアートフェスティバル」
等である。

 その「こじまブルー・・・・」であるが、春の反省から秋は児島の
代表的な産業であるデニムをはじめとする繊維産業活性化と芸術を
基調にした一大イベントに大きく舵を切った。このイベントは先細り
感のある児島の繊維産業の活性化による町おこしの行事である。

 いかに地場産業を活性化し人口減を食い止めるか、地元にとっては
大きな課題である。若者を地元につなぎとめる産業がない。これは
地方都市が共通に抱えている悩みである。都会だけに人口が集中し地方は
疲弊の一途をたどっている。

 しかし国も地方も若者が将来の鍵を握っている。戦争で疲弊した日本を
経済大国と言われるまでにしてきたのは田舎から大量に動員されてきた
若者達であった。「ああ上野駅」という流行歌に自分の人生を重ね合わせて
感慨にふける人も少なくないだろう。明治維新然り、若者のエネルギー
抜きでの日本の未来はない。

 私は残された自分の人生を若者たちにかけている。実はセンターの仕事を
引き受けたのも、その思いがあったからである。私たち世代が培ってきた
様々なノウハウを少しでも伝達しておきたい。今はその思いでいっぱいである。
 
 私たち世代は何もない状態から出発した。ある意味何もないことが
原動力となり日本の戦後を作ってきた。作ってきたと自負している。
そして登りつめるところまで登りつめ一気に急降下、どん底も見てきた。
そして定年が目の前に見えてきたころ、どん底を這うようにして次の
世代に手渡すべきレールも敷いてきた。

 思い残すことは何もないが、心残りなのは未曾有の災害を受けて
打ちひしがれている人たちに何らかの希望の灯を灯したいという
思いだけである。

 私には日本人の血が色濃く流れている。天災の多いこの国に生まれ
何度となく完膚なきまでやられても、その度にひるむことなく立ち上がって
来た民族の血である。こんな国民は他国にはあまりいないのではなかろうか。
何度でも雄々しく立ち上がる姿こそ日本人である。そして日本人は無類に
優しい。たくましさと優しさこそ日本人の特質ではないだろうか。

 時は西暦2013年、日本歴では平成25年、今こそ新しい日本という国を
作るために心を一つにしたい。

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