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年寄りの冷や水 

2013年09月27日 外部ブログ記事
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昨日、いつものようにつつじの湯へ行った。浴槽で聞く地元の人たちの会話が耳に入る。
「お彼岸が過ぎると寒くなる」という会話の中では、もっぱら朝の寒さについての話が話題になっていた。毎日見ている温度計が5℃を指していたのには私も驚いたのだが、ここにいると夏は短い。そして秋から冬への速度は速く、10月になればもう冬の準備が始まるのだ。帰路、またパノラマラインを通った。台風は東にそれたが浅間山は雲に覆われていた。そして西から東にかけてところどころに見える青空もありその景色に心を揺さぶられる。
 
日高敏隆著「動物たちはぼくの先生」を読み終わった。
人はもともと優と劣に仕分けされねばならないようなものはなにもない。また、そんな仕分けには、なにほどの意味もない。人はそれぞれに自分があり、それぞれ自分の考えを持っている。一見まとまりのない雑談からも、時間をかければかけるほど、面白い発想が生まれ、いつのまにか形を成していくのはそのせいだ。いや、形を成すことをめざしているのではない。めざしていないから、おもしろいイマジネーションにたどりつく。たどりつくまでのプロセスを悠々と楽しむ、それが学問の醍醐味であり、生きる醍醐味と言ってよい。
 
チョウの飛ぶ道を「とんでもなく長い時間」をかけて追いかけ、頭は試行錯誤の繰り返し、体は東奔西走の出歩き・・・。こうした「とんでもない」プロセスの中から、動物行動学の「物語」が生まれ、ぼくの中になにかが生まれたということをお伝えしたい。・・・・と締めくくられたこの本は、ある意味では行き過ぎ?とも思われる現代に疑問を投げかけ、読者に訴えかけている。
 
また、速ければいいのか・・・と「夢の超特急」とうたわれるリニア中央新幹線計画に異を唱える人もいる。リニアは時速500キロという。そんなに速い必要があるのだろうか、と私も思うのだが、人間は限りなく高い欲望を持ち突き進む動物に違いない。
少なくとも、ゆっくりと生きている私にはもうリニアは必要ない。
しかし、きっと多くの人たちに「年寄りの冷や水」と言われるだろう。
 
 
 
 
 

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